ログハウス建築にかかる費用の内訳
ログハウスを建築する場合、具体的な費用の内訳を知っておくと、見積もりの際に役立ちます。ここでは、ログハウス建築にかかる費用の内訳を確認しておきましょう。
ログハウス本体価格:施工方法により特徴や価格が異なる。
基礎工事:「ベタ基礎」が一般的。
ログハウス施工費:床面積や重機の使用有無により費用が変動する。DIYでコストダウンも可能。
電気、水道、ガス工事:引き込みと配線工事費用がかかる。配管がどこまできているかによって、工事費用が変動する。
確認申請費用:構造計算が必要となるため、一般的に建築士へ依頼。費用は、ログハウスの規模や依頼する建築士によって変動する。
ログハウスを建てる場合、本体価格のほかにも上記のような費用がかかることを念頭に置いておきましょう。
ログハウスと一般住宅はどっちが安い?
結論からいうと、ログハウスは一般的な木造住宅より建築費用は高いとされています。ログハウスは高品質の木材を多く使用することで、材料費が高くなる傾向があるためです。
ここでは、20坪、30坪のログハウス価格や、ハウスキットでの建築価格、ログハウスの耐久性について見ていきましょう。
20坪、30坪の広さの価格
20坪や30坪のログハウスの価格は、おおよそ1,500~2,000万円程度が相場です。メーカーや設備、建てるエリアにもよりますが、水回りを造作せず、ユニットバスやシステムキッチンを使用すれば、費用を抑えらます。
ちなみに、国土交通省の「建築着工統計調査」(2023年度)よると、木造住宅の坪単価平均は1平方メートルあたりの工事費用の全国平均は23万円です。そこから1坪あたりの建築費用を算出すると、約75.9万円で、20坪で約1,518万円~、30坪で2,277万円~となります。
同じ広さで建てる場合、ログハウスに比べて木造住宅のほうが安いコストで建てられるでしょう。
ログハウスの購入を検討されている方は、「ログハウス差し上げます」というサイトや、中古のログハウス物件を販売しているハウスメーカーのホームページなどもあわせてチェックするのもおすすめです。
平屋のハウスキットなら安くなる
ログハウスを平屋で建てるなら、ログハウスキットがおすすめです。ログハウスキットは、ログ材から金具まで材料がすべてセットになっているため、費用をかなり抑えられます。
使用する資材のグレードや大きさによりますが、20~30坪の平屋の場合、1,000~1,500万円程度で建築可能です。
ただし、土地の条件によっても、建築費用は異なります。複数のメーカーから見積もりを取って、細かな項目まで比較検討することが大切です。
耐久性は適切なメンテナンスで100年以上
ログハウスは、適切な管理により00年以上維持できるとされています。。長い歴史を持つ正倉院は日本最古のログハウスですが、1200年以上も前に建てられたものです。
ログハウス建築時に十分に乾燥した木材を使用し、建築後は結露を防ぎ、防腐塗料を活用するなど適切なメンテナンスを施すことで、優れた耐久性を発揮します。
ログハウスは、メンテナンスの頻度と質を重視することが大切です。
