BS10で放送中の『マーク・パンサーの地球を感じる!グローブ旅』(以下、グロ旅)の撮影の合間に、本人がインタビューに応じてくれた。

◆「外人」と差別を受けた学生時代
「いまは長野県の北八ヶ岳をはじめ、地方を中心とした3拠点で生活しています。半世紀もの間、ショービジネスの世界に人生を捧げ、人を笑顔にすることだけにコミットしてきました。でも、残りの50年……“後半世紀”は、もっと自分のために生きようかなと思ったんです」マークさんの芸能界デビューは2歳のころ。物心がつく前からモデルとして活動を始め、16歳で『MEN’S NON-NO』の初代専属モデルに選出された。
「子どものころから“外人”とからかわれ、イジメに遭っていました。70年代のハーフなんて本当に生きづらかったですよ。だから僕は、必ず日本一になって、みんなを見返してやるんだという夢を持って生きていました」
◆“globeのマーク・パンサー”を演じていた
マークさんの転機となったのは、25歳。音楽プロデューサーの小室哲哉さんと、ボーカルのKEIKOさんと3人でglobeを結成し、脚光を浴びる。デビューシングルの「Feel Like dance」でいきなり95万枚のヒットを飛ばし、4thシングルの「DEPARTURES」ではダブルミリオンを達成。歴史に残る大快挙となり、一躍スターダムに上りつめた。「globeが本当に日本一を取ったときは、KEIKOと抱き合って泣きましたね。いま考えてみると、あの時代はとにかくイケイケでギラギラだったな。そのイメージを守るために、高価なイタリアンカジュアルを着て、ベンツやレンジローバーに乗って、“globeのマーク・パンサー”を演じていました。でも僕、本当は古着やアンティークカーが好きだったんですよ。当時は都心のタワマンに住んでいたけれど、ずっと大自然の中での暮らしに憧れがあったしね」

