◆扉を開けると衝撃の光景が

お客さんには『弱いみたいだから、あんまり飲ませないでね』と言っておいたのに、その子は『全然、大丈夫です! まだまだイケます!』と焼酎のロックをがぶ飲み……。しばらくすると、トイレに駆け込んで出てこなくなったんです。他にもトイレを待っているお客さんがいたので、何度もノックしてようやくドアを開けてもらいました。
すると、そこには吐瀉物まみれになって潰れている新人の姿が……。トイレは詰まっていてとても使える状態じゃない。週末で忙しく、女の子が全然足りていないので、掃除をする余裕もなくって。トイレは営業後に掃除することにして、酔い潰れた新人の子はキッチンで寝かせることに。お客さんには平謝りして、トイレは隣のスナックで借してもらうことになりました。隣のスナックのママには感謝しかなかったですね」
トイレが1つしかない場合、このようなトラブルは「割とある」とナオさんは語る。
◆新人ホストのトイレ修行
だが、これが男女逆となるとまた状況も変わる。前職はホストクラブで働いていたリュウヤさん(仮名・28歳)は、新人ホストの頃に体験したトイレでの苦い思い出を語った。「トイレ掃除は新人の仕事なのですが、中でも大変だったのは備品の買い物でしたね。綿棒、オーラルケアグッズはもちろん、女性客が使う生理用ナプキンも買いに行かないといけないんです。
先輩ホストに『ナプキンも買って来いよ』とだけ言われて、どれを買えばいいのか分からず適当に買ったら『お前、これ羽つきじゃねーじゃん!』とめちゃくちゃドヤされたことがあります」

