いつまでも輝く女性に ranune
「排泄介助は絶対に無理!」と思っていた50代女性が介護職に就いた理由 #介護職はじめました

「排泄介助は絶対に無理!」と思っていた50代女性が介護職に就いた理由 #介護職はじめました

「私が疲れている場合じゃない」利用者さんから元気をもらう日々

──卒業後すぐに就職されたんですよね。今はどんな施設で働かれているんですか?

スクールで紹介されたリハビリ中心のデイサービスにパートとして入職しました。今は週に2、3回、9時から18時まで働いています。主な仕事はフィットネスのサポートです。利用者さんの前で体操のお手本をしたり、マシンフィットネスのお手伝いをしたり、安全に楽しく運動できるようサポートしています。

リハビリ特化型デイサービスの1日の流れ

──体を動かすことが中心なんですね。

そうなんです。運動を提供する場所や、生きがいを感じられる活動を提供することも、介護の大切な仕事なんです

──実際に働いてみて一番驚いたことはなんですか?

利用者さんのパワフルさです。私、申し訳ないくらい運動不足だったので、1時間以上の体操を終えたあとは毎日ヘロヘロになるんです。でも80歳を超えた方たちが元気に運動されているのを見ていると、「私が疲れている場合じゃない!」と逆に元気をもらっています。

──事務職時代に求めていた「人との温かい関わり」は感じられていますか?

働き始めて2、3回目のとき利用者さんから「Kさん、この前いなくて心配したよ」と声をかけていただいたことがありました。週に2、3回しか出勤しないパートの私をもう覚えてくださったんだと思うとうれしくて。

それから、「今日はいいお天気ですね」といった日々の何気ない会話や、「ありがとう」という言葉が私にとっては大きなやりがいになっています

資格が未来の自分を支えるお守りに

Kさん取材風景2

──50代で資格を取得し、ご自身のなかで何か変化はありましたか?

一番は将来への安心感が生まれたことです。この資格があれば、今のフィットネスの仕事が体力的に厳しくなっても自分に合った働き方を探せます。体が元気な限り働き続けられる。そう思えるだけで、気持ちがすごく楽になりました。

不安を抱えながら飛び込んだ介護業界ですが、この資格が未来の自分を支えるお守りのようになっています。

──この先も働き続けるとしたら、どんな仕事に挑戦したいですか?

今の仕事がとても充実しているので、できる限り長く続けたいと思っています。そのためにも、利用者さんの前で体操やストレッチの正しい動きを見せられる元気な体でいたいですね。

ただ、同時に思うのは、今の職場は比較的お元気な方が多いので、まだ本当の意味で「介護の現場」に立っていないのかもしれないということです。一緒に卒業した仲間が訪問介護などで働いていると聞くと、私もいつかは介護度の高い方の排泄や入浴の介助もできるようになりたいと思います。

──最後に、介護職に興味はあるけれど一歩を踏み出せない方へメッセージをお願いします。

正直に言うと、今でも排泄介助には抵抗があります。自分がすることも、将来自分が受けることも、まだ完全には受け入れられていません。

でも、スクールで学んでわかったのは、介護は排泄や入浴だけではないということです。一部の仕事に苦手意識がある人でも、活躍できる場面はたくさんあると思います。

私のように「排泄介助は無理」と思って介護職を選択肢から外している方がいたら、まずは学んでみてほしいです。正しい知識を得るだけで、見える景色が変わりますから。

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