東京から映画の可能性を発信する

今年も多くの作品が集結している「第38回東京国際映画祭」。10月27日(月)から11月5日(水)の10日間、東京・日比谷、有楽町、丸の内エリアを中心に開催される。
2023年に掲げた「東京から映画の可能性を発信し、多様な世界との交流に貢献する」という理念のもと、世界の映画祭で話題になった作品や、世界初上映となる最新作、アニメやドキュメンタリーなど、心踊る多彩なラインナップを用意している。



オープニング作品は、阪本順治監督、吉永小百合主演の『てっぺんの向こうにあなたがいる』。今回は、永年の国内外を含めた映画界への貢献が目覚ましい方々へ贈る“特別功労賞”を、第38回東京国際映画祭において、吉永小百合に授与することも決定している。
そのほか、センターピース作品に山田洋次監督の最新作『TOKYOタクシー』、クロージング作品にはアカデミー賞®受賞監督クロエ・ジャオの最新作『ハムネット』がラインナップ。いずれも映画祭を飾るにふさわしい傑作が揃っている。


また、今年は「アジア学生映画コンファレンス部門」を新設。昨年新設された「ウィメンズ・エンパワーメント部門」では女性への視座によって映画の新たな地平を切り開き話題となったが、今回は、アジア各国で映画を学ぶ学生たちを東京に集め、短編作品のコンペティションを競わせることで、また新たな映画の未来の開拓を感じることができる機会となっている。
関連イベントでは、豪華対談も!
さらに海外から豪華なゲストを迎え、各種シンポジウム、ネットワーキングパーティーなどの場を用意。国内映画人との交流の促進を図るべく、映画の魅力をさまざまな角度から伝えるイベントが多数企画されている。


中でも注目の「交流ラウンジ」では、『TOKYOタクシー』の山田洋次監督と『国宝』の李相日監督の豪華対談が実現する。映画の最前線を語り合う濃厚なトークは必聴。後日配信も予定されているというから、映画ファンはぜひチェックしたい。
