刷新された新ビジュアルにも注目

今年、もうひとつの注目ポイントは、映画祭のポスターが刷新されたこと。『万引き家族』(2018)や『ルックバック』(2024)などさまざまな映画ポスターのデザインを手掛けてきた大島依提亜と、『愛がなんだ』(2019)、『街の上で』(2021)、『からかい上手の高木さん』(2024)など話題作を連発している今泉力哉監督によるデザインだ。
ポスターに込められた想いのひとつは「まなざし」。
大きな物語が世界を覆いがちな現代において、むしろ一人ひとりの小さなまなざしにこそ物語の力が宿っている。世界中から届けられた、ささやかかもしれないが、かけがえのない物語の力を見届けてほしい、との想いが込められた新ビジュアル。
誠実に映画を愛する人たちによって作り上げられる本映画祭。作品はもとより、イベント、ポスターなどさまざまな要素にストーリーがあることがまた、この映画祭の魅力を深めている。自分の琴線に触れる物語に出会おう。
東京国際映画祭
WEB:https://2025.tiff-jp.net/ja/
