
秋の訪れが近づく時期、インテリアに季節感をプラスしたいなら、色鮮やかなマリーゴールドがおすすめです。初夏から晩秋まで咲くこの花は、ビタミンカラーで庭を元気に彩るだけでなく、手軽にかわいいアレンジができる万能選手。フラワー&フォトスタイリストの海野美規さんが、秋に映えるマリーゴールドの種類や人気品種、長もちのコツとともに、初心者でも簡単にできるアレンジを2種ご紹介します。そろそろ秋モードを楽しみたい方はぜひチェックを!
秋の気配を感じながら

初夏から晩秋まで長く咲くマリーゴールドは、暮らしに彩りを添えるのにぴったりの花。暑さが和らぎ、過ごしやすくなるこれからの季節、鮮やかなマリーゴールドは、深まる秋の色合いと美しく調和します。ガーデンでは寄せ植えや花壇の主役に、室内では切り花として、手軽に季節感を取り入れることができます。
お部屋にマリーゴールドを飾って、秋の訪れを感じてみませんか?
マリーゴールドの種類
マリーゴールドは、花の形や大きさ、草丈などによって、4つの系統に大別されます。
アフリカンマリーゴールド(アフリカントール)

草丈が高く、大きな球状の花を咲かせます。日本では「千寿菊(センジュギク)」とも呼ばれます。存在感があり、花壇の背景や切り花にも向いています。
フレンチマリーゴールド

日本で最も一般的に流通しているタイプです。草丈は低めで横に広がり、八重咲きでこんもりとした花をたくさんつけます。花壇や寄せ植え、ハンギングバスケットなど幅広い用途で使われます。
メキシカンマリーゴールド

細い葉を持ち、草丈が高くなる一重咲き小輪の品種です。レモンに似た爽やかな香りを持つものもあります。
宿根マリーゴールド

日本の気候でも毎年開花する多年草タイプで、冬を越して毎年花を咲かせます。
人気上昇中の注目マリーゴールド品種

色変わりする品種
咲き始めと終わりで花の色が変化する品種で、長期間楽しめるため人気です。中でも、咲き始めの鮮やかな赤からオレンジ、そして黄色へと変化する‘ファイヤーボール’は特に注目されています。花色のグラデーションが美しく、1株で複数の表情を楽しめます。
白やクリーム色の品種
マリーゴールドといえば、オレンジや黄色といったビタミンカラーが主流ですが、最近では‘バニラ’という、やわらかなクリーム色の品種も人気です。ほかの花にも合わせやすく、ナチュラルな雰囲気を演出できます。
