マリーゴールドを長く楽しむポイント4つ!

切り花のマリーゴールドをより長く楽しむためのコツは次の4つです。
① 水替えをこまめに
茎が傷みやすいので、毎日水を替えて、清潔な状態を保ちましょう。
② 涼しい場所に置く
直射日光が当たる場所や暖房の近くを避け、風通しのよい涼しい場所に飾るのがおすすめです。
③ 花瓶の水を少なめにする
茎が水に浸かりすぎると傷みやすくなります。水は茎の先端から2〜3cm程度が目安で、入れすぎないように注意します。水に浸かる部分の葉っぱは取り除きましょう。
④ 水揚げをしっかり行う
買ってきたらすぐに、水中で茎の先端を斜めにカットしましょう。水の吸い上げがよくなり、花が長もちします。
マリーゴールドに潜む、小さなサプライズ

先日、秋のマリーゴールドのアレンジメントレッスン中、突如「きゃっ!」と悲鳴があがりました。
何事かと思えば、参加者の方がアレンジしているマリーゴールドの中から、にょろりと1cmほど(もう少し大きかったかもしれません)の、まさかの虫が登場したのです。正直なところ、虫が大の苦手な私も、心の中では「ギャー!」と絶叫。しかし、皆さんの手前、平静を装いながらティッシュでそっと包み、ベランダにリリースしました。
マリーゴールドといえば、害虫が嫌がる香りを持つとして知られる「コンパニオンプランツ」。まさかそんな花に、虫がわざわざ潜り込んでいるなんて。一部の虫にのみ効果があると分かっていても意外に感じました。その強すぎるマリーゴールドの香りに惹かれてしまったのでしょうか。特に、‘バニラ’のような大きめの花からは、思わぬサイズの虫が現れることもあります。

もし、切り花のマリーゴールドから虫が出てきても、どうか驚かないでくださいね。虫も、マリーゴールドの花が好きすぎたばかりに、うっかり家にまでついてきてしまって戸惑っているかもしれません。
Credit 文&写真(クレジット記載以外) / 海野美規 - フラワー&フォトスタイリスト -
うんの・みき/フラワー&フォトスタイリスト。ハーバルセラピスト。愛犬あんとの暮らしを通じて、動物のための自然療法を学ぶ。パリで『エコール・フランセーズ・ドゥ・デコラシオン・フローラル』に入門、ディプロムを取得。『アトリエ・サンク』の山本由美氏、『From Nature』の神田隆氏に師事。『草月流』師範。フランス、ハンガリー、シンガポールでの暮らしを経て、現在日本でパリスタイル・フラワーアレンジメントの教室『Petit Salon MILOU(プチ・サロン・ミロウ)』を主宰。
