5.【2025年最新】外張り断熱リフォームで使える補助金・助成金制度
断熱リフォームは、個人の快適性向上だけでなく、国全体のCO2削減目標にも貢献するため、様々な補助金制度が用意されています。ここでは代表的な制度をご紹介します。
5-1.【国】省エネ性能向上のための補助金制度
国が主体となって実施している大規模な補助金事業です。外張り断熱リフォームは、これらの補助金の対象となる可能性が高いため要チェックです。
各補助金の詳細な条件や申請方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
【2025年度版】断熱リフォームで使える補助金5種類をすべて解説!
5-2.【自治体】独自のリフォーム補助金・助成金
国とは別に、お住まいの市区町村が独自にリフォーム補助金制度を設けている場合があります。
「(お住まいの市区町村名) リフォーム 補助金」などで検索してみましょう。国の制度と併用できるケースも多いので、ぜひ確認してみてください。
申請期間や受付期間が限られている
工事着工前に申請が必要
補助金制度に登録された事業者による施工が条件の場合がある
6.外張り断熱だけじゃない!住まいの断熱性を高めるリフォームの選択肢
「外張り断熱は魅力的だけど、費用的に少しハードルが高い…」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
住まいの断熱性を高める方法は、外張り断熱だけではありません。予算や優先順位に合わせて、他のリフォームと組み合わせたり、まずは部分的に対策したりすることも有効です。
| リフォーム種類 | 費用相場(一箇所あたり) | 主な効果 |
|---|---|---|
| 窓:断熱ガラス入替 | 3万円~ | 結露抑制、窓際の冷え改善 |
| 窓:内窓の設置 | 4万円~ | 断熱、結露抑制、防音 |
| 窓:カバー工法 |
5万円~ | 断熱、結露抑制、防音、すきま風改善 |
| 床下断熱 | 20万円~ | 冬の床の底冷え改善 |
| 屋根・天井断熱 | 15万円~ | 夏の2階の暑さ改善 |
| 内断熱リフォーム | 60万円~ | 部屋単位での断熱性向上 |
| 外張り断熱リフォーム | 250万円~ | 家全体の断熱・気密性向上 |
6-1.窓の断熱リフォーム(断熱ガラス入れ替え・内窓設置・カバー工法)
家の中で最も熱の出入りが激しい場所は「窓」です。冬に暖房の熱が逃げる割合の約6割、夏に外から熱が入ってくる割合の約7割が窓からと言われています。
そのため、窓の断熱性能を上げることは、住まいの快適性向上に最もコストパフォーマンスが高いリフォームのひとつです。
今あるサッシはそのままに、ガラスだけを高性能なもの(Low-Eペアガラスなど)に交換する方法です。
[2]内窓(二重窓)の設置今ある窓の内側にもうひとつ窓を設置する方法です。断熱効果に加え、防音効果も高いのが特徴です。
[3]窓交換(カバー工法)既存の窓枠の上から新しい窓枠を被せて、サッシごと高性能な窓に交換する方法です。気密性能が高まるうえに、弱点となりやすい窓枠のアルミ部材をカバーするため断熱効果は抜群です。
外張り断熱と窓リフォームを組み合わせることで、断熱効果は最大化されます。予算が許せばぜひ検討したい組み合わせです。
6-2.屋根・天井の断熱リフォーム
「特に夏の2階の暑さを何とかしたい」という場合に非常に効果的です。屋根からの太陽熱の侵入を大幅にカットできます。天井裏に断熱材を敷き込む方法や、屋根の直下に断熱材を施工する方法があり、比較的短工期で施工可能です。
6-3.床下の断熱リフォーム
「冬、スリッパなしでは歩けないほど床が冷たい」というお悩みには、床下の断熱リフォームが有効です。床下にもぐって断熱材を施工するため、住みながらの工事も手軽に行えます。
6-4.内断熱(充填断熱)リフォーム
壁の内側から断熱材を施工する方法です。外張り断熱より費用を抑えられるメリットがありますが、壁を一度剥がす必要があるため、住みながらの工事は難しく、間取り変更などを伴う大規模なリノベーションの際に合わせて行うのが一般的です。
断熱リフォームについて徹底解説!種類や費用、補助金制度をご紹介

