5. 最後に
冒頭で紹介したとおり、視能訓練士は眼科医の数に対して必要な数を充足していないため、今後も人手不足が続くと考えられます。
その一方で眼科診療のあり方はAIの発達とともに大きく変わっていくという声もあります。
2016年にはGoogle社が、AIにより糖尿病網膜症の診断を眼科医と同レベルで成功したと発表しました。さらに研究段階ではありますが、眼底写真だけで患者の性別や年齢、血圧などまで判別するAIも登場しています。
近い将来、臨床現場でこのような最新医療機器が導入されれば、検査効率や正確さが格段に上がることが予想されます。そうなったときに最新機器に頼りきった「検査機器のオペレーター」ではなく、目のスペシャリストとして専門性を磨き続けること。それが技術革新と多様化が進む医療業界で、求められる視能訓練士となるための重要な要素となりそうです。
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