◆「日高屋で一番美味しいメニュー」を実食
筆者が絶賛する生姜焼きまず、日高屋で一番美味しいのは生姜焼き定食で間違いない。生姜の辛さは感じず、甘だれが肉全体を包み込んでいるため、それだけで米が進む。本来は付け合わせのキャベツのためのマヨネーズも絡めば、さらに濃厚な味わいとなる。マカロニも良いアクセントだ。
かつては“つまみ”だった焼き鳥だが、いまは“おかず”に米はそれだけでも進むのだが、やきとりもおかずとしての役割をきちんと果たしている。おつまみメニューのため、酒があればそれだけでジョッキ2杯は飲み干せるが、筆者は29歳のときに酒の飲みすぎで、肝臓の数値であるγ-GTPが「2410(通常は40~60)」を叩き出してしまい、アルコールが飲めなくなった。そのため今は、おかずとして食べている。
濃い味付けの肉料理が2つもあると、もう1杯ご飯をお代わりしたくなるところだが、せっかくならさまざまな食感を味わいたい。そこで汁なしラーメンが活きてくる。
◆“外食時ならでは”のラーメンを選ぶべき
あえて「汁なし」にした理由を鼻息荒く語っていた日高屋にはさまざまなラーメンがあるが、言ってしまえばシンプルなラーメンなら家でも作れる。だったら、普段家では作れないラーメンを選ぶべきだ。
近い値段で「野菜たっぷりタンメン」という選択肢もある。しかし、わざわざ外食で野菜を食べたいわけではない。そこで汁なしラーメンを選ぶのだ。
量が多く、味付けはシンプルなため、米だけでは吸収できなかった生姜焼き、やきとり、そして濃すぎるスープとザーサイをつまみに麺をすする。
そもそも米と麺の両方を一気に食べる罪悪感はあるが、平らげたときには「よく食べたな」という多幸感で満たされる。