いつまでも輝く女性に ranune
親子丼(並)が450円の「なか卯」で“2000円分”注文してみた。30代記者が大量の炭水化物をかき込んだ結果「目が覚めた時には…」

親子丼(並)が450円の「なか卯」で“2000円分”注文してみた。30代記者が大量の炭水化物をかき込んだ結果「目が覚めた時には…」

◆サイドメニューを充実させるのは愚策

子どもの頃、うどん屋で月見うどんと親子丼を一緒に食べようとしたが、小学生の胃袋では無理で、それぞれ半分ずつ食べたあと、親にバトンタッチした悔しい記憶がある。同席していた叔父がドン引きしていた。

今は30代、食欲は抑えきれない。あの頃の自分とは違う。親子丼もうどんも、まぐろのたたき丼も、残さずに全部食べてやる。

つまり、2000円分食べるために、無理しているわけではないということを理解してほしい。

ちなみに、丼もの屋でサイドメニューを充実させるという注文は愚策だ。というのも、それぞれ丼の「頭」になるため、大量の米が必要になる。だったら、最初から丼にしてしまえば米問題は解決だ。国の米はますます減っていく。

◆相当な贅沢感が味わえる「1個100円の卵」

なか卯
なか卯の看板メニュー「親子丼」
組み合わせで言えば、やはり親子丼は外せない。実は親子丼というのは、シンプルで素朴な味わいゆえに、当たり外れが激しい。店によっては卵に火が通り過ぎていて、硬いこともある。しかし、なか卯のものは出汁の味がしっかり効いていて、卵もとろとろだ。

そして、親子丼に卵黄を乗せるという「エウレカ」はいつから始まったのだろうか? 濃厚さが倍増し、100円追加するだけで相当な贅沢感がある。

そもそも、100円で卵をトッピングするのはコストパフォーマンス的には最悪だ。スーパーなら6個入りで200円程度なのに、外食だと1個で100円もする。「1年で計算すると〜」みたいな発想は嫌いなので深くは考えないが、トッピングするたびに「身分相応な金の使い方」をしている気になる。これを「奢侈(しゃし)」という。

なか卯
最後まで割らずにとっておくのが千駄木流だ
そうした考えから、月見うどんは非常に贅沢な食べ物だと思っている。子どもの頃からその感覚はあったのか、昔からうどんは月見一択。しかも、途中で黄身を潰すのではなく、最後におつゆと一緒に丸呑みするのが至高の食べ方だ。


配信元: 日刊SPA!

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