いつまでも輝く女性に ranune
『ザ・ノンフィクション』で話題。くず米を食べ、冷水で行水…借金返済生活に追われていた「きららさん」の“その後の人生”

『ザ・ノンフィクション』で話題。くず米を食べ、冷水で行水…借金返済生活に追われていた「きららさん」の“その後の人生”

◆今までの人生で“しっくりきた”ことはない

大浦きらら
地下アイドル時代。当時と比べて考え方が変わったところもあるそうだ
ーー番組では、きららさんが「しっくりくる生き方」を模索してもがく姿がありました。その後、しっくりくるようになりましたか?

大浦きらら:今までの人生で“しっくりきた”ことはないです。

ーー放送当時も今も、もがいている真っ只中ですか?

大浦きらら:変わった部分もあります。以前は、世間や自分に対して「こうあるべき」に囚われていました。だから、収入もライブの集客も少ない自分をすごく低い人間だと思っていて。今も貧しいんですけど、やっと今年くらいから「どんな形であれ、楽しい気分でいていいし、楽しい人生を過ごしていい」と思えるようになりましたね。

ーーこの先、やりたいことはなんですか?

大浦きらら:「お金じゃない幸せ」を発信したいです。私が就活をしていた時代は「いい会社に入ってお金を稼ぐべき」「学歴や年収が大事」という感覚が強く残っていました。だけど、そこから外れた人生を生きてきて「お金や学歴じゃない幸せってあるよね」と思えてきたので、若い人や子どもたちにも伝えていきたいですね。

ーーそれには、きららさん自身が真に幸せを感じることが大事ですね。

大浦きらら:私もまだ具体的に「お金じゃない幸せって何か」を掴みきれてはいないので、これからも模索ですね。

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放送に反響はあったものの、きららさんの生活や収入は大きく変わったわけではなかった。だが、その内面には明らかに変化が見られた。自分の気持ちに素直になることの苦しみと幸せを同時に体現し続ける彼女の未来は、きっと明るいはずだ。

<取材・文/Mr.tsubaking>

【Mr.tsubaking】
Boogie the マッハモータースのドラマーとして、NHK「大!天才てれびくん」の主題歌を担当し、サエキけんぞうや野宮真貴らのバックバンドも務める。またBS朝日「世界の名画」をはじめ、放送作家としても活動し、Webサイト「世界の美術館」での美術コラムやニュースサイト「TABLO」での珍スポット連載を執筆。そのほか、旅行会社などで仏像解説も。
配信元: 日刊SPA!

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