いつまでも輝く女性に ranune
「就職活動の日数はたった1日」“今”を生きる26歳黒ギャルを直撃。「可愛い子としか友だちにならない」と主張する理由も

「就職活動の日数はたった1日」“今”を生きる26歳黒ギャルを直撃。「可愛い子としか友だちにならない」と主張する理由も

◆女性ファンが増えてくれたほうが嬉しいワケ

――Chimuさんのお話を聞いていると、“美”に対するこだわりがある一方で、男性ウケは狙っていないですよね。

Chimu:はい、狙ってないです。フォロワーさんも、女性のファンが増えてくれたほうが嬉しいです。高校から大学にかけて、舞台俳優さんに対して“推し活”をしていました。それこそ1週間ずっと同じ舞台の昼公演と夜公演を観て10万円以上を費やしたり、イベントがあれば場所問わず夜行バスで全国飛び回ったり。

 自分が一途でアクティブなオタクだったということもありますが、私の周囲のオタク友達もみんな推しへの愛が強くて。女性のほうが“推し”に対して一途で情熱的でいられるのかな、と思うんです。だから個人的に女性のファンの方はとても嬉しいですね。また、日頃から街中で恐怖や不快感を与えられる機会が多く、男性に対してやや辟易しているのもあるかもしれません。

――将来こうなりたい、という像があれば教えてください。

Chimu:インフルエンサーとして、理想の身体になれるように研鑽を続け、自分の発信に説得力を持たせられればと考えています。将来的にトレーナーとして多くの人の肉体改造に寄与することができるかもしれないし、まったく別の人生が拓けるかもしれないし、それは未知数ですが、どんな場合でも、常に自分が納得する選択ができればと思っています。

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 Chimuさんには「なりたい自分」を引き寄せる引力がある。それは主軸を自分にした“ブレなさ”からくるのだろう。人生はいつも迷路で、「みんなが◯◯をしているから」の多数決に流されがちだが、それは幸福か。どんな形であれ自分の末路を引き受ける覚悟を決めた女性の瞳は、美しかった。

<取材・文/黒島暁生>

【黒島暁生】
ライター、エッセイスト。可視化されにくいマイノリティに寄り添い、活字化することをライフワークとする。『潮』『サンデー毎日』『週刊金曜日』などでも執筆中。Twitter:@kuroshimaaki
配信元: 日刊SPA!

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