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「ダサい中年男性」がまず買うべき“印象が激変するファッションアイテム“トップ3

「ダサい中年男性」がまず買うべき“印象が激変するファッションアイテム“トップ3

◆高級ブランドを賢い値段で手にする方法

・Jalan Sriwijaya/ジャランスリワヤ 98317 Bandung / BLACK CALF (LEATHER SOLE) 3万7400円

Jalan Sriwijaya/ジャランスリワヤ 98317 Bandung / BLACK CALF
Jalan Sriwijaya/ジャランスリワヤ 98317 Bandung / BLACK CALF
 極めて現実的な価格で手に入る高級靴がこちら。ジャランスリワヤ。

 もともとインドネシアの工場で高級ブランドの下請けなどを手がけていたところです。実はインドネシアは大手ブランドなども含め靴の生産を行う世界的な拠点として知られています。世界第4位の靴輸出国であり100億足以上の靴を手がける靴大国インドネシア。

 実はイタリア高級ブランドの生産拠点がインドネシアだったり……。内陸国ではないので輸出に優れており、また人件費などの各種条件も整っていたため元々NIKEやadidasなどグローバルブランドの生産拠点として活用されてきた歴史があります。つまり高級ブランドを賢い値段で手にするためにはおすすめの生産国。そんなインドネシアで本格的な英国ライクな革靴を作ってるのがこのブランド。

 3万円という手頃な価格でビスポークシューズなどに採用されるハンドソーンウェルテッドを使うなどコスパ最高です。よくあるグッドイヤー製法よりも馴染みやすいといわれるハンドソーン。この価格でできるのは驚異的です。

 ソールは交換可能なので修理し続ければ一生物とまでは言わずとも、使用頻度にもよりますが10年でも愛用可能。フォルムも美しくレザーの質も申し分ない。現実的にはこれでも高いと思うでしょうが、正直、1万~2万円の革靴を頻繁に買い替えるより断然おすすめです。


◆③バッグ

バッグ
 イケオジともなれば仕事用のバッグも上質なものがほしいところ。普段は営業用のリュックだとしても、肝心なときのためのレザーブリーフバッグが必要でしょう。レザーならば長く生涯使うこともできるため多少は投資してもいいところだと思いますが……

・HERMES(エルメス)- Sac a Depeches Light 149万円

HERMES(エルメス)- Sac a Depeches Light
HERMES(エルメス)- Sac a Depeches Light
 レザーブリーフバッグの最高峰とあらばやはりエルメス。J・F・ケネディやウィンザー公など世界の著名人に愛されてきたブリーフバッグの傑作であり、世にあるブリーフバッグの原型ともいえるエルメスのサックアデペッシュ。

 公文書という意味の”デペッシュ”ですが、その名の通り、書類やノートパソコンを持ち歩くのに最も相応しいサイズ。エルメスらしい美しい仕上げによる曲線美と独特のフラップデザインが特徴。

 エルメスの中でも重要アイテムとして認識されているもので、一般に販売はしていません。公式サイトでも存在自体は確認できますが、当然オンライン通販などにも対応しておらず、店頭でも「ありません」の一点張り。

 一定の購入履歴がある上顧客のみ購入可能ないわゆる「修行」が必要なアイテムとなっています。また、価格も現在日本円で概ね100万円以上となっており(レザーやサイズによって異なりますが)究極のブリーフバッグにふさわしい存在として君臨しています。

 ……しかし、当然こんな値段、遺産でも入らない限り買うはずもありません。現実的におすすめできる一張羅ブリーフバッグはどれか……。

◆ブリーフバッグにデザイン性はさほど必要ない

・PELLE MORBIDA/ペッレモルビダ MH009-フラップビジネスバッグ 8万9100円

PELLE MORBIDA/ペッレモルビダ MH009-フラップビジネスバッグ
PELLE MORBIDA/ペッレモルビダ MH009-フラップビジネスバッグ
 海外ブランド品の輸入卸業最大手であるウエニ貿易がプライベートブランドとして運営するのがこのペッレモルビダ。数々の海外製品の代理店を手掛けてきた経緯から国産の最高峰レザーブランドを作ろうと考えて立ち上げられました。

 姫路レザーなど国内の優れた産地を活用し、ブランディングコストなどを乗せない原価ベースでの値付けをする良心的なブランド。モノ作りに対してコストはかなり安く、さすがプライベートブランドといったところ。

 その分、海外製品と比べシンプルなデザインが多めですが、そもそもブリーフバッグにデザイン性はさほど必要ないでしょう。アンダー10万円でこのクオリティが手に入るなら間違いなくおすすめ。

 ここからさらに一歩先に進むのであれば、フィレンツェに工房を構える「cisei/シセイ」などいくつかおすすめのバッグブランドがありますが……コストを考えるとこのあたりがいいかと。もちろん10年使う覚悟で購入して大丈夫ですよ。

 イケオジであればノースフェイスのリュックなどではなく、こうしたシックなフォーマルバッグを一つ揃えておきましょう。おすすめです。

 以上、イケオジが投資しておくべきアイテム3選でした!

―[メンズファッションバイヤーMB]―

【MB】
ファッションバイヤー。最新刊『ロードマップ』のほか、『MBの偏愛ブランド図鑑』『最速でおしゃれに見せる方法 』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Xアカウント:@MBKnowerMag)
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