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【平澤まりこさん】リノベーションで暮らしを豊かに! フラットな私になれる軽井沢の二拠点生活

【平澤まりこさん】リノベーションで暮らしを豊かに! フラットな私になれる軽井沢の二拠点生活

東京と軽井沢で、二拠点生活をしている描版画家・イラストレーターの平澤まりこさん。
軽井沢の住まいはコロナをきっかけに出合った集合住宅で、森に面したサンルームが開放的。
「ここでの時間が心に凪をくれる」という場所の、リノベ―ジョンについてうかがいました。

今回お話を伺ったのは・・・
描版画家・イラストレーター
平澤まりこさん
イラストレーターとして多岐にわたる分野で活動するほか、描版画という独自の手法を用いた版画にも取り組む。著書に作品集『いつかの森』(求龍堂)ほか多数。

軽井沢の光と緑を堪能するサンルームはそのまま生かし
ラグや家具で居心地よく整える

ー大きな窓からの光が清々しいサンルーム。長野県松本市在住の木工作家・井藤昌志さんの折り畳みテーブルと、同じく折り畳みタイプのチェアを置き、ラグを敷いて読書を楽しむ場所に。ラグは平澤さんがトルコに旅行した際に購入して持ち帰った思い出のアイテムだそう。

平澤さんが軽井沢に拠点を持つきっかけになったのが、コロナ禍でした。

過密を避けるため、愛犬家仲間が住んでいる軽井沢に愛犬のペッカちゃんを連れて行き来することが増えたなかで、自然豊かで絵を描く環境としても恵まれていることから、「軽井沢に暮らしてみたい」と思うようになったそう。

そこで運良く出合ったのが、森のなかに建つリゾートマンションの一室。
もともとは企業の保養施設として使われていて、広さも十分。
少しばかりの経年変化はあったものの、サンルームから森が見渡せる心地よさ、ドアなどクラシカルな雰囲気の建具が気に入って入居を決めました。

部屋は20畳ほどのLDKと和室、サンルーム、トイレ、バスルームという間取り。快適に暮らせるように、知人の工務店に依頼してリノベーションをしてもらったそうです。
「といっても、もともとの雰囲気がよかったため、最低限のリノベーションですね」とのこと。

購入を決めたきっかけでもあったサンルームは、床材はそのままに、テーブルとチェア、そしてラグを配置しただけだそうですが、とても居心地がよさそうな場所に変化。

「ここでは軽井沢らしい光と緑をシンプルに堪能したくて。本を読んだり、軽くデッサンをしたり、日がな一日ここで過ごしてしまうほど、この家のなかでもお気に入りの場所になりました」

ー平澤さんの部屋は8階。目の前に木々が広がり、ときおり手を伸ばして部屋に飾るための枝葉をハサミでカットすることもあるそう。

ーかわいい実をつけた枝も、森からのいただきもの。こうした植物から季節の移り変わりを強く感じられるのも、軽井沢で暮らす醍醐味。

リビングは前のオーナーから譲り受けたマットレスをソファ代わりに。
サイザル床は愛犬・ペッカの足にもやさしく

ー前のオーナーが残していったマットレスがキレイだったため、台を設え、ソファ代わりに。来客時のベッドとしても活躍。背後にあるランプを置いた木の丸いテーブルは、なんと養蜂の道具だったとか。

一方で、リビングの床は、フローリングからサイザル麻素材のカーペットにリノベーション。「麻ならではのざらざらとした感触が足に気持ちよく、ペッカの足にもやさしいんです」とのこと。

リビングの壁には、以前の保養施設の名残で、数人が一度に宿泊できるように壁付けになったベッドが2つありました。

ベッドは撤去しましたが、とても寝心地のいいマットレスでほとんど使われていなかったことから、一つだけ引き取り、台を設え、大きなカバーでくるんでソファ代わりにすることに。

今では友人が訪れたときはこのソファでゆっくり過ごしてもらうため、客間のような場所としても活躍中なのだそうです。

ー大きなダイニングテーブルは、前のオーナー様からご好意で譲り受けたもの。「組み木の天板が素敵ですよね。ありがたくいただきました」

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