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会社の有給〈取得後は周囲にお礼〉〈連続取得不可〉…日本企業の「謎文化」がはらむ、恐るべき法的リスク【特定社労士が解説】

会社の有給〈取得後は周囲にお礼〉〈連続取得不可〉…日本企業の「謎文化」がはらむ、恐るべき法的リスク【特定社労士が解説】

ルールよりも「文化」を変えよう

有給休暇の本質は「労働者の心身の健康を回復するための休息の権利」です。それを“恩恵”や“ご厚意”として扱う文化が残る限り、どんなに制度を整えても、本当の意味での「働きやすさ」は実現しません。

企業に求められるのは、単に法律を守ることだけではありません。「休みやすい雰囲気」をつくる――これが、法令遵守と同じくらい重要です。

もし、自社の有給ルールが上記のような内容に当てはまる場合、まずは「なぜそのルールが存在するのか」を見直すことが第一歩です。業務調整の都合であれば、シフト体制や引継ぎフローを改善する。文化的な問題であれば、管理職教育や人事制度の見直しを行う。

有給休暇は、企業と労働者が対立するテーマではありません。「安心して休める職場」は、結局のところ“生産性の高い職場”につながります。この視点をもって、職場のルールを一度、棚卸してみてはいかがでしょうか。

山本 達矢
社会保険労務士法人WILL
代表社労士
特定社会保険労務士

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