◆キリの良いところで引退を決めるパターンも

また、かつての在籍プロダクションに愛着があると「他のパートナーは考え難い」となり、きっぱりと活動を終了することも大いにあり得る。最近ではレアケースになりつつあるが、ひと昔前は個人事務所や小規模な会社も多かったため、自分の居場所とマネージャーに強いこだわりを持つ女優も一定数いたのだ。
余談だが、もしメーカーと単体契約が残っていたとしても、プロダクション都合の引退であれば規約違反にはならないので、「辞めやすい状態」であることは確かだろう。
◆フリー女優として生き残る方法
良い移籍先が見つからない、もしくは多数のファンを抱えている人なら、フリーへ転向する手もある。個人になると大手メーカーへの出演が限られるのは痛いけれど、ビデオ出演へのこだわりが薄いor同人やファンクラブ運営中心に動きたいのなら、後ろ盾がなくとも活動を十分に続けられるだろう。プロダクションとはある意味「囲いの中」なので、そこに所属する限りはルールに従わなければならない。これが良かったり悪かったりで、合わない女優はせっかく能力値が高くても、持て余してしまう。
ただ、タイプによっては「囲いの外」に出た方が輝ける、なんてケースも多い。それにより、フリーになることで今まで取れなかったオファーを獲得し、大きく飛躍する可能性が出てくるのだ。

