いつまでも輝く女性に ranune
「火気厳禁なのに」無人の秘境駅で“バーナー調理”も…鉄道ファンが呆れた「非常識な迷惑行為」の実態

「火気厳禁なのに」無人の秘境駅で“バーナー調理”も…鉄道ファンが呆れた「非常識な迷惑行為」の実態

人里離れた場所にポツンと佇む秘境駅は、基本的に無人駅ばかり。国土交通省によると、無人駅は22年3月末時点で4776駅と、国内の鉄道駅の半数を占めている。しかも駅員がいないため、そのほとんどは駅舎や待合室があっても終電後の施錠は行われない。

秘境駅
秘境駅を宿代わりにするのはルール違反 ※画像はイメージ
 つまり、鉄道会社側が禁止していても、その気になれば夜を明かすことも可能。それゆえに鉄道ファンをはじめ、バイクや自転車で旅をする者の中には、ホテル代を浮かすために無人駅を宿代わりにする者もいるようだ。

◆秘境駅でキャンプ用バーナーを使用する非常識な若者

 昨年、夏休みを利用し、レンタカーで北海道の秘境駅や廃線跡を巡る旅をしていた西島史博さん(仮名・52歳)は、早朝にとある秘境駅を訪れたところ、20歳前後の若い男性に遭遇。駅舎の横でキャンプ用のシングルバーナーで小さな鍋に火をかけていたという。

「遠目で見ただけなので何かを調理していたのか、それともコーヒーやカップ麺用にお湯を沸かしていたのかはわかりません。でも、駅の敷地内って駅舎以外も火気の使用は禁止ですよね。無人駅で野宿する人は過去に何度か見たことがありますが、キャンプ用のシングルバーナーを使っている人を目撃したのはこの時が初めて。キャンプ場ならいざ知らず、こんなに堂々とルールを破っている人がいたことに驚いたと同時に呆れました」

 しかし、若者には禁止行為をしているとの自覚はなかった模様。それどころか西島さんのことを睨んできたとか。

◆待合スペースが“野宿の拠点”に?

 そのため、慌てて駅舎に入ったが、待合スペースには若者のものと思われる寝袋が敷いてあり、ベンチの上にもリュックやその中身、さらにペットボトルに食べかけのスナック菓子の袋などが散乱。落ち着いて駅舎内を撮影できる状態ではなく、すぐ外に出てホームなどを撮っていたという。

秘境駅
秘境駅の場合、夏は虫だらけで冬は寒く、そもそも野宿に不向きとも ※画像はイメージ
「因縁をつけられても困りますからね。鉄道ファンって大人しいタイプが多いんですけど、駅前にロードバイクが置いてあったところを見ると、おそらく自転車旅をしていた方なのでしょう。本当なら火気厳禁だと注意すべきだったのかもしれませんが、逆ギレされても嫌ですし、万が一手を出されたら体力的に敵わないので……。だから、距離を置いて視線も彼のほうに向けないようにしていました」

 結局、足早に次の駅に移動し、この駅に滞在したのは5分ほど。若者がどうしても写り込んでしまうため、駅舎の外観などはほとんど撮ることができなかった。

「撮影して後ほど画像処理で彼の姿を消す方法もありましたが、カメラを向けただけで文句を言われそうな雰囲気でそれもできませんでした。再び訪れる機会があるかわからなかったため、もう少し見て回りたかったのですが……」


配信元: 日刊SPA!

提供元

プロフィール画像

日刊SPA!

日刊SPA!は、扶桑社から発行する週刊誌「週刊SPA!」が運営するニュースサイトです。雑誌との連動はもちろん、Webオリジナルの記事を毎日配信中です。ビジネスマンが気になる情報を網羅!エンタメ・ライフ・仕事・恋愛・お金・カーライフ…。ビジネスタイム、プライベートタイムで話したくなる話題が充実!

あなたにおすすめ