いつまでも輝く女性に ranune
「火気厳禁なのに」無人の秘境駅で“バーナー調理”も…鉄道ファンが呆れた「非常識な迷惑行為」の実態

「火気厳禁なのに」無人の秘境駅で“バーナー調理”も…鉄道ファンが呆れた「非常識な迷惑行為」の実態

◆秘境駅でインスタントラーメンを作る女性も…

 実は、筆者も西島さんのように秘境駅でのアウトドアクッキングの現場を一度だけ目撃したことがある。数年前、その年の3月で廃止される北海道の某秘境駅を訪れた際、貨車を転用した待合室の近くにカセットコンロに接続するタイプのキャンプ用シングルバーナーが置いてあったのだ。

キャンプ
筆者が北海道の某秘境駅で目撃したキャンプ用シングルバーナー
 すでに食事を終えた後らしく、持ち主の女性が鍋に雪を入れて洗っていたが、待合室には微かなラーメンの匂い。どうやらインスタントラーメンを作って食べていたようだ。

 なお、これは日中の出来事で、駅には筆者や彼女以外にも数人の鉄道ファンがいた。地元利用客が皆無の駅とはいえ、数人の乗客がいる中でよくこんな事をするものだと皮肉を込めて感心してしまったことを覚えている。

◆秘境駅での野宿は鉄道営業法違反

 鉄道に関するさまざまな禁止事項を定めた『鉄道営業法』では、営業時間外の駅の立ち入りが禁止されており、事実上出入り可能な無人駅であっても法的にはアウト。駅員が常駐する有人駅と違って無人駅の営業時間は明記されていないところが多いが、一般的な解釈としては最終列車から翌朝の始発までが営業時間外となる。

 ネット上では駅での野宿に関する体験談などが多く紹介されているが、厳密には認められていない。また、警察が巡回に訪れることもあり、宿泊費の節約などを理由にホテル代わりに使うのはやめておいたほうがよさそうだ。

<TEXT/トシタカマサ>

【トシタカマサ】
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
配信元: 日刊SPA!

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