大盛ごはんに並盛3倍の量のいくらをのせたボリューム満点のいくら丼で、価格は3490円。すき家でこんな高級メニュー、誰が注文するんだよ!と言いたくなるかもしれません。ところがX上での反応を見ていくと、食べた人の感想はおおむね好評。
中には“高すぎる”とつぶやく人がちらほらいるものの、この時期の人気メニュー「いくらまぐろたたき丼」をきっかけに、気になっている人は少なくなさそう。さあこのメガいくら丼、実際にはどれほどの魅力があるのでしょうか?

◆すき家で高級いくら丼はアリなのか?

キャンペーンの看板商品であるいくらまぐろたたき丼(2080円)や、並盛いくら丼(1580円)が主力商品にあるため、メガのためだけにフードロスが出ることもなく、オペレーションが複雑になることもありません。
それではここからはメガいくら丼を実食レポートしながら、“メガいくら丼が正義と言われる理由”をひも解いていきましょう。またいくらに付いてくる2大不安(痛風、塩分)についての誤解を解消しながら、このメニューの魅力をご紹介していきたいと思います。
◆メガサイズだからこそ味わえるのが…

そして実際にいくらを乗せてみたところ、期待よりもはるかに多くが入っていることに気づかされたのです。2人用に半分にしてもすごいボリューム感! そして感動したのはごはんといくらのバランスです。
ごはん大盛にいくら3倍だからこそ、“こぼれ状態”になるのです。このようにいくら量が相当たっぷりあるため、どんぶりを1人でがっつり味わうのではなく、2人で分けて食べても十二分に満足できるでしょう。気になる味わいについては、いくら自体のプチプチ食感やみずみずしさが上質で、寿司店の味に引けを取らないおいしさでした。
◆“メガ量”のいくらは、痛風になるのか?

そしてもう一つ気になるのが、痛風問題。いくらって食べ過ぎると痛風になるのでは?と心配する人は少なからずいるでしょう。実はこれは大きな間違い。痛風の主な原因と言われるプリン体(体内で尿酸に分解され、結晶化して関節に蓄積してしまうことで炎症を起こす)の含有量は、100gあたり3mg程度。ウニ(69mg)やアンコウの肝(52mg)、たらこ(60mg)と比較しても、いくらはプリン体が極めて少ない食材であることが分かります。つまりイクラを食べ過ぎると痛風になるわけではありませんから、痛風が怖くてイクラは食べられないという悩みは、解消すべき誤解なのです。
むしろイクラは、高たんぱく低糖質。DHAやEPA、アスタキサンチンが豊富に含まれていて、これらの成分は強い抗酸化力があることから、疲労回復やアンチエイジングの面で効果が期待できます。
◆2024年のメガいくら丼は「2190円」だったが…

つまり過去の金額を見れば高いと感じることもあるでしょう。しかしながら今のご時世において他での価格をチェックすれば、すき家のコスパ面は悪くないと判断することもできます。皆さんはどのように考えますか? 気になる人はお早めに!

【スギアカツキ】
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。世界中の健やかな食文化を追求。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)が好評発売中。Twitterは@sugiakatsuki12。

