赤ちゃんの場合は遊びよりも…
子どもと言っても、年齢によって状況は異なります。ある程度ひとりで出来ることが増えてきた子どもならまだしも、赤ちゃんの時のお風呂は大変だと感じるママは多いよう。
そこで、まずは子どもが赤ちゃんの場合、いかに効率よくお風呂に入れ、そして自分の入浴も済ませているのかを調べました。
多くのママは、赤ちゃんにちょっとだけ待ってもらって、素早く自分の入浴を済ませているようです。脱衣所にベビーチェアやバウンサーを置き、赤ちゃんを乗せておく(ベルト付きならより安心!)。また、赤ちゃんが寒くないように脱衣所に小さい暖房器具を設置したり、首掛け浮き輪を付けて湯船に浮かぶようにしたり、寒さ対策も欠かさず行っているようです。
浴室の扉は開けっ放しにしておいて、様子を見ながらシャンプー、洗体、入浴を済ませ、次に赤ちゃんの番といった流れ。
しかし、赤ちゃんを気にしながらの入浴になるので、なかなかリラックスはできないとの声も…。
定番のお風呂遊びは人気!
2歳くらいになるころには、多くの家庭でお風呂遊びを始めている印象。なかでも多く見受けられたのは、お絵かきです。水で絵を描けるおもちゃのシートを浴室の壁に貼ったり、お風呂で使えるクレヨンを使ったりして楽しんでいる様子。
また、水鉄砲やタオルに空気を入れて潰す遊び、桶に空気を入れて裏返す遊びなど、定番の遊びをするという意見も散見されました。
特別なおもちゃがなくても、子どもの気を紛らわせることができるのはママにとってもありがたいですよね。
ゆっくり会話を楽しむママも多数
子どもが幼稚園や保育園、小学校に通うようになると、お友だちや先生との関係も出来上がるので、楽しかったことだけでなく、嫌な想いをしたことなども出てくる時期です。
面と向かって話をしても、なかなか言い出せないようなことも、お風呂なら話してくれると実感するママも少なくありません。
自分の目で見えないところでどんな生活を送っているのかを把握することで、いじめの早期発見などにもつながりそう。
お風呂タイム=教育タイム?
なかには、お風呂でひらがなの勉強をしたり、かけ算の九九を練習したりするというママも。
また、自分たちが子どものころも、よく肩まで浸かって10数えると言われていたように、自分の子どもにもそうすることで体がきちんと温まるだけでなく、数字の勉強にもなると考えるママも散見されました。
水泳の練習をするというママもいて、お風呂は色んなことを学ぶことができる教室のような場所なのかも。
一日の疲れをゆっくり落とすお風呂とはいうものの、子育て中はそううまくいきません。ちょっと面倒だと感じてしまうママもいることでしょう。だけど、どうせなら明るく前向きな気持ちで。子どもとのスキンシップの場ととらえれば、楽しい時間に変わるかもしれませんよ。
(文・三軒茶屋すみ子/考務店)