そんな要注意なママ友を見抜くためのチェックポイントを『ママの世界はいつも戦争』(ベスト新書)などの著者でノンフィクションライターの杉浦由美子さんが教えてくれた。
「ママ友の要注意人物は、『他人につけいる人』です。甘やかされて育ち、周りが何かやってくれるのが当たり前の感覚になっている人は、自分が母親になっても、他人のスキにつけいるのが上手いんですよ」(杉浦さん 以下同)
特に、そうしたタイプの厄介なところは、「悪意なく無自覚に他人につけいること」だそう。
「例えば、時間がある主婦は相手も無限に時間があると思い、1度相談にのると頻繁になんでも相談してきたり、キリがなくなってしまったりするケースは多々あります」
PCの設定を聞かれ、教えてあげたら、その後全部やらされた…なんて経験のあるママもいるのでは?
さらに危険なのは、「一見常識的で良い人そうなのに、突然クレーマーに豹変するママ友」だそう。
「普段は空気の読める常識的な人なのに、子ども同士のことになると、とたんに融通がきかなくなってしまうタイプがいるんです」
例えば、子ども同士のケンカやトラブルが起こったとき、いきなり相手方に怒鳴り込むのが、こうしたママだそう。
「乱暴な子はどこにでもいるもの。そうした場合は親にも問題があるケースが多いだけに、本来は学校を通すべきです。でも、子どものこととなると感情的になり、ワンクッション置くことができなくなってしまうのです」
こうしたタイプは一見わかりにくいが、共通点は「勉強ができ、仕事もできる優等生タイプ」だそう。「良い人そう」「頭も良いし、仕事もできる」などと安心しきっていると、ふとした拍子にトラブルにつながるリスクもあることを覚えておきたい。
子どもを介しての付き合いだからこそ、「イヤなことはイヤ」とハッキリと伝え、ある程度の線を引くことが必要なのかも。
(田幸和歌子+ノオト)