ウタマロ石鹸のホームページでは、神職を目指す学生さんが、神様の前では真っ白な白衣、足袋等を身に着けていなければならない、という教えの中で、代々先輩達から、この石鹸を使った洗濯方法が伝授されている、というビデオも紹介されています。
頑固な汚れに強いのに、手に優しく、環境にも優しい、というのが人気の秘密。発売は昭和32年、ということで、長い間販売されていることからも、その実力が伺い知れます。ちなみになぜ「ウタマロ」なのか、というと、初代社長が日本版画・喜多川歌麿が好きだったからだそう。
ポストウタマロ? ブルーキーネットとは
一方で「ブルーキーネット」という石鹸も話題になっています。
同商品、パッケージには「プロの汚れ落とし」とあり、いかにも落ちそう。落ちにくい汗やたんぱく、血痕、土、口紅、しょう油、鉱物油、墨など…。とにかくしつこい汚れをシッカリ落としたい人向けの洗濯用複合石鹸。メーカーは株式会社ブルーキ。だから、ブルーキーネットということかしら…。
使い方はウタマロ石鹸と同じ。先ずは気になる部分をこれで洗って、その後洗濯機で仕上げ。こちらの商品はネットに石鹸が入った状態で売られています。吸盤も付いていて、使用後はこの吸盤にネットごとぶら下げて石鹸を乾燥させられるので便利です。
ウタマロ石鹸を使う時、石鹸が柔らかいので、洗濯用ネットに石鹸を入れて汚れをこする、という人も多いようなので、ネットが付いてるのは重宝かもしれません。
では、どちらがより綺麗に洗濯できるのか?
靴下の右、左をそれぞれの石鹸で同じように洗ってから、洗濯機で洗濯してみましたが、私の印象では「引き分け」という感じでした。
Amazonのユーザー評価では、これを書いた段階では
・ウタマロ石鹸 4.7
・ブルーキーネット 4.4
でした。
汚れの具合や洗い方などで落ち具合は変わってきますし、ママ友の話を聞いてもそれぞれにファンはいますし、なんとも言えませんが、未体験なら、試してみる価値は間違いなくありますよ。
この石鹸に出会うまで、頑固な汚れは40度位のお湯に洗剤を溶かし数時間浸けてから洗濯、という有名な基本ワザでやっていました。この方法や石鹸を汚れの状態を見ながら組み合わせていくことで、満足できる洗い上がりを実感しています。是非試してみてくださいね。
(文・嵯峨根きよみ/考務店)