「遊び食べ」を始めたら怒鳴るよりも説明をする
一般的に子どもの「遊び食べ」は、子どもがすくすくと成長している証、なんて言われているので、ママのなかにも遊び食べをする我が子をみて「ちゃんと育ってくれているんだな」と感じる人もいるでしょう。でも、ご飯を食べずに散らかしてしまったり、スープをこぼしてしまう姿を見ると、「遊ばずに食べて」と思うもの。
場合によっては、「遊ばないでちゃんと食べて!」、「遊ぶなら片付けるよ!」とつい叱ってしまうことも…。でも、先輩ママたちの声を聞くと、「叱る」よりもまずは「説明」をしたほうがよさそうです。
「食べものはオモチャではないから遊んではダメだよ」や「口に入れてみようか」など、そもそもご飯がどういうものなのかをしっかり説明するのだとか。というのも、「遊び食べ」をする子どもをただ叱っても、子どもにはどうして叱られたのかがわからないためです。
だから、ちゃんと説明したうえで、まだ子どもが遊び食べをするようなら、そこで初めて少し強い口調で注意をしたほうがいいのだとか。
また、他にもよくある意見は、「時間を決めること」。1回の食事を30分程度にして、30分が経ったら「ごちそうさまにしようか?」と、声をかける。子どもがまだ食べたいようであれば食事を続け、「いらない」という場合は、食事を終えるメリハリも大事だといいます。
ママのストレスを減らすには環境を整える
ママが「遊び食べ」でストレスを感じる原因には、後片付けがありますよね。遊ばずに食べてくれれば、食器を洗うだけで済みますが、遊んでご飯が散乱すると、床や椅子を拭いたり、子どもの服を着替えさせて洗濯…。と、いっきにやることが増えてしまう…。
そこで、少しでも汚れを軽減させるために、食べこぼし用のポケットがついたスタイを使ったり、子ども椅子の下にシートを敷いたりすることで、ある程度は汚れを抑えることができますよね。
ある意味、「遊び食べ」は仕方のないもの。グッと堪えてなんとか乗り切りましょう!
(文・山手チカコ/考務店)