子どもでも食べやすいのはどれ? グミ9種の硬さを測定器で調べました

子どもでも食べやすいのはどれ? グミ9種の硬さを測定器で調べました

電車やバスなど、乗り物のなかでも気軽に食べることのできるグミは、子どものおやつにもピッタリですよね。でも、硬いグミを与えると、ちゃんと噛めるのか不安があるもの…。そこでここでは、測定器を使用して、グミの強度を比較してみました。
グミ9種類

フォーステスターでグミの硬さを測定

グミの種類は数多くありますが、今回比較対象として用意したのは、スーパーやコンビニなどで購入できる以下の9種類です。

(1)「コグミ」(味覚糖・85g・148円)
小さめのグミで、「マスカット」「アップル」「オレンジ」「グレープ」の4種類の味が入っています。手で触るとやや柔らかめの印象。

(2)「コロロ」(味覚糖・48g・142円)
グミをコラーゲンの膜(皮)で包んだもの。プチッと弾ける“くだもの食感”が特徴で、他のグミとは少し異なるタイプ。

(3)「果汁グミ」(明治・51g・108円)
ぶどうの形をした見た目もかわいらしいグミ。商品パッケージには、“心地よい弾力食感”と表記されていますが、硬さのほどは?

(4)「コーラアップ」(明治・100g・204円)
ハードグミのなかでは外すことのできない存在である「コーラアップ」。コーラ好きの方なら、一度は食べたことがあるはず。

(5)「ピュレグミ」(カンロ・56g・130円)
平たい形をした「ピュレグミ」は、なかなか硬そう。今回はあまずっぱい「レモン味」をチョイスしましたが、他には「マスカット味」などもある。

(6)「つぶグミ」(春日井製菓・85g・142円)
丸みをおびた小さめでキュートな形状とは裏腹に、“硬め食感!”を謳った同商品は、1袋でいろんな味を楽しめるのが特徴。

(7)「ハリボー ゴールドベア」(三菱食品・100g・248円)
ネット上で「硬いグミを教えて」と聞けば、必ず名前が挙がる「ハリボー」は、硬さランキングの上位になりそう。

(8)「フェットチーネグミ」(ブルボン・50g・108円)
平たく細長い形のグミで、“アルデンテな弾む噛みごこち”といわれています。

(9)「タフグミ」(カバヤ食品・100g・194円)
商品名からして硬そうな「タフグミ」は、強い弾力が特徴。粒感も大きめで見るからにタフ。

これらの硬さを測定する機材は「フォーステスター」と呼ばれるもの。「スイッチの押し込みの強さ」や「シールのはく離強度」、「板材の曲げ強度」など、様々な“強さ”を調べることができ、今回はグミの硬さに使用。測定結果では、力の単位である「N(ニュートン)」値がわかり、数値が低いほど“硬く”、数値が高いほど“柔らかい”ということになります。

フォーステスター

グミの硬さランキング…1位は?

では、グミの硬さランキングを下位から発表!

9位:「フェットチーネグミ」 567.4/N
今回のグミのなかで、もっとも柔らかかったのは、「フェットチーネグミ」。細長い形状とほどよい弾力は、子どもでも食べやすいかも?

6位:「果汁グミ」、「つぶグミ」 、「コロロ」 567.3/N
実際にそれぞれを食べ比べてみると、「コロロ」は9種類のなかでもっとも柔らかい印象がありましたが、測定の結果、「果汁グミ」「つぶグミ」と並び、6位にランクイン。

5位:「コグミ」 565.0/N
6位と2.3ポイントの差をつけたのが、「コグミ」。ここから徐々に強度が高くなり、数値に変化が出てきます。

4位:「ピュレグミ」 561.5/N
9位の「フェットチーネグミ」と同じように平らな形状の「ピュレグミ」は4位という結果に。確かに硬さはありますが、他のグミのように歯を押し返す弾力はあまりなく、噛み切りやすいです。

3位:「コーラアップ」 553.2/N
商品パッケージに“ハードグミ”と書かれている通り、3位にランクインした「コーラアップ」は、実際に食べてみても納得の硬さがあります。

2位:「タフグミ」 548.1/N
2位は「タフグミ」。1位にはなりませんでしたが、噛んだときの“弾力感”や噛み応えは圧倒的に1位になってもおかしくない強さがあります。

1位:「ハリボー ゴールドベア」 527.9/N
「やはり」ともいうべきか、硬さランキングの1位は「ハリボー」。小さい子どもでは、食べづらいかもしれません。