買い替え前に知っておきたい洗濯機の選び方と各メーカーのおすすめ機種

買い替え前に知っておきたい洗濯機の選び方と各メーカーのおすすめ機種

ボーナスを前に家電の買い替えを検討している家庭も少なくないのでは? 最近の家電はどんどんその機能が進化し、家事を大幅に楽にしてくれます。洗濯機も、多分に漏れずそんな家電のひとつ。洗濯機の買い替えに役立つ選び方ノウハウと注目の洗濯機をご紹介! (最終更新日:2018年4月30日)

1.洗濯機の選び方で知っておきたい洗濯機のタイプと違い

洗濯機の購入前に、まず知っておきたいのは洗濯機のタイプと違い。各タイプによって、メリット・デメリットが異なるから、普段の使い方や家庭のニーズに合わせたタイプの洗濯機を選びましょう。各タイプのメリット・デメリットを以下にまとめました。

1-1縦型洗濯機のメリット・デメリット

縦型洗濯機のメリット

洗濯物同士を水の中でこすり合わせて洗うため、ドラム式に比べて汚れ落ちが良いのが特徴。洗濯槽のなかにたくさんの水をためて洗うので洗剤が泡立ちやすく、総じて洗浄職は高い傾向にあります。また、ドラム式に比べて安価な機種が多いです。

縦型洗濯機のデメリット

メリットの逆で、洗濯物同士をこすり合わせるということは、つまり、洗濯物の繊維が傷みやすいということ。最近では簡易乾燥機能が付いた縦型洗濯機も増えていますが、ドラム式に比べてどうしても衣類は乾燥しにくい傾向があります。また、タオルケットや毛布などの大きな洗濯物や、洗濯物の量が多い際には出し入れが大変でかなり力仕事になります。

1-2ドラム型洗濯機のメリット・デメリット

ドラム型洗濯機のメリット

衣類を上から叩き落すことで汚れを落とす仕組みのため、縦型洗濯機に比べて少ない水の量で洗濯が行えるのが経済的。また、洗濯物同士をこすり合わせるわけではないため、洗濯物に痛みが生じにくいのもメリット。洗濯に使う水が少量でよいため、洗剤濃度が濃くなり、皮脂汚れに強いといわれています。乾燥面では、衣類が撹拌されて空気に触れる時間が長いため、縦型に比べて乾きやすいという一面も。

ドラム型洗濯機のデメリット

縦型に比べると、衣類は痛みにくい分、洗浄力は少々劣ります。また、水量が少ないため、色物を選択した際に白い服に色うつりがしやすく、注意が必要です。全体的にサイズや重量が大きい商品が多く、導入前にきちんと採寸する必要があります。
そして、縦型に比べて少々お高めです。

1-3二槽式洗濯機のメリット・デメリット

二槽式洗濯機のメリット

通常、縦型洗濯機の場合は、洗浄からすすぎ、そして場合によっては乾燥までがワンセットになっています。便利な反面で、汚れの度合いによって洗浄を長くしたり、すすぎ時間を長くしたりという融通がきかないという点があげられますが、二層式の場合は縦型洗濯機のような洗浄性能を持ちつつ、さらに、汚れの度合いに合わせて水量やすすぎの回数を変えることができるという点が優れています。

また、洗濯槽と脱水槽が分かれているため、洗濯と脱水を同時にこなすことができ、洗濯回数が多い家庭では時短につながります。そして何より、構造がシンプルなため、安い機種が多いのも特徴です。

二槽式洗濯機のデメリット

メリットの裏返しになりますが、全自動ではないため手間は増えます。寒い冬には、冷たい洗濯物を脱水槽に手でうつすことがつらい日も…。また、脱水槽は総じて小さめのものが多いため、タオルケットや毛布など、大きな洗濯物の脱水には不向きです。
ちなみに、二層式洗濯機は全自動洗濯機の登場によって、あまり進化しておらず、洗濯の騒音も少々大きめ…。

おすすめの家庭:農作業など、毎日汚れものがたくさん出る家庭。洗濯石鹸を使いたい家庭。