こいのぼりは“手洗い”が基本!
毎日忙しいママとしては、こいのぼりも通常の洗濯と同様、洗濯機に入れてスイッチオンで済ませたいもの。しかし、こいのぼりを洗濯機で洗うのはNGです。
その理由は、こいのぼりの口輪が壊れてしまったり、変色してしまったり、金箔がはがれてしまったりといったことが予想されるから。
こいのぼりを洗う時は、大きな器に中性洗剤を入れて、漬け洗いが基本。全体的にではなく、汚れが目立つ部分だけを軽くもみ洗いするのがいいそうです。金箔の部分は強くもみ洗いするとはがれてしまうこともあるため、軽く押しながら洗うのが◎。大きな器がない時は、浴槽を使うという人も散見されました。
また、漂白剤入りの洗剤やドライクリーニングは生地が傷む原因になるので、クリーニングに出すのも避けたほうがよさそうです。

しっかり乾かしてからしまう
こいのぼりを洗い終わったら、直射日光が当たらない場所で陰干しをします。直射日光に当てたほうがよく乾く気もしますが、色落ちの原因になることもあるそうなので、要注意!
また、しっかりと乾かさずにしまうと、生地が傷むこともあるので、(1)陰干しで、(2)しっかり乾燥させてから、という2点を意識するといいかもしれませんね。
矢車や滑車、ポールはどうする?
こいのぼりと聞くと、布の部分だけをイメージしてしまいがちかもしれませんが、矢車や滑車、ポールのこともお忘れなく。
これらは乾いたタオルなどで汚れをふき取り、矢車や滑車は注油してからしまうといいそうです。
こいのぼりは頻繁に買い替えるものではないし、なかには高額なものもあります。また、思い出もたっぷりと詰まっていて、大事に、そして出来るだけ長く使いたいところ。片付ける時に少し手をかけてあげるだけで、劣化を遅れさせることが出来るかもしれませんよ。
(文・山手チカコ/考務店)