パートナーを改善させられるのか?
ネット掲示板などを見ていると、「夫(妻)が非常識でストレスがたまる。夫(妻)のダメな部分を改善させることはできるのか?」と、自分のパートナーに対する悩みを吐露する男女は、意外と多いもの。
たとえば、「帰宅後に靴下をリビングに脱ぎっぱなしにする夫」や「料理はするけど片付けはしない妻」、「クチャクチャ音を立てながら食事をする夫」、「食材を余らせてダメにしがちな妻」など、挙げればきりがないほど。
こういった愚痴ともいえるような悩みの投稿に対しては、ほぼ必ず、「うちの夫(妻)も同じだから、気持ちがすごくよくわかります!」と共感の声が集まります。でも、共感以外にも…。

パートナーに改善を求めるより自分を変える?
前述のような投稿に対して、よく見られるコメントが「自分が変わったほうが早い」というもの。相手の癖や習慣は簡単に変えられるものではないから、自分の意識を変えたほうがいいというもの。
たとえば、前述の「帰宅後に靴下をリビングに脱ぎっぱなしにする夫」に対しては、「靴下は洗濯カゴに入れて!」と毎回注意するよりも、脱ぎっぱなしの靴下を見かけたら、自分で拾って洗濯カゴに入れてしまったほうが、結果としてストレスが少なくなる可能性があります。
他にも、パートナーが入浴中にシャワーを出しっぱなしにしたり、入浴後の湯船が汚いというのはよくありますよね。ただ、こういったことも、シャワーヘッドを節水タイプに変えたり、入浴の順番を変えるだけで、悩みが解消されるかもしれません。
パートナーの“イヤな部分”が目に付くと、どうしても相手に「改善してほしい」と願いがちですが、考え方を変えるともっと簡単な解決策が見つかることもあります。現在、パートナーに対して、何かしら悩みを抱えているなら、自分の意識を少し変えてみるのもいいのではないでしょうか。
(文・山手チカコ/考務店)