パパ育児は赤ちゃんにメリット大!

パパ育児は赤ちゃんにメリット大!

第1回 ママ抜きで過ごす「パパ遊び」のコツ
「ママがいい~(泣)」というのは、どんなに育児に協力的なパパでも、1度は必ず我が子に言われる言葉。このひと言で深く落ち込んだ経験があるパパは多いのでは?

ママにとっては、子どもがパパと仲良しだと、安心して家事や仕事ができるし、自分の時間もできるし、良いことばかり。でも、子どもにとっては、パパ育児はどんな影響があるの?

撮影現場で赤ちゃんのトータルサポートを行っている“赤ちゃんのお世話のプロ”、「ベビーモデルトレーナー(ベビーハンドラー)」の野田純子さんに聞いた。

「子どもにとってパパと過ごす時間は、社会性を身につけたり世界観を広げたりすることができる大切なひとときです。また、パパと過ごす時間が多い子どもほど『自尊感情(自分には価値があり尊敬されるべき人間であると思える感情)』が高まるという統計があります」(野田さん 以下同)

これは、両親がそろって自分に関心を持ち、見守ってくれるという安心感から芽生えるそう。

パパ育児は赤ちゃんにメリット大!

では、具体的にパパ育児では、どんなことをしてもらうのがオススメ?

「コミュニケーションがまだとれないネンネ時期(0~9カ月)は、肌から受ける心地よい刺激が情緒の安定を促し、信頼感や親子の絆を深めます。スキンシップとアイコンタクト・声かけをしっかり行いながら、ベビーマッサージなどをしてみると良いと思います」

また、しゃべることができる月齢なら、子どもの話にしっかりと耳を傾け、子どもの言葉を丁寧に復唱してあげるのと安心感が増すそう。

「小さな会話のなかでも上手く表現できていたり、内容が楽しかったりしたら、たくさん褒めてあげて下さい。お子さんにとってパパがお話を聞いてくれること、褒めてもらえることは信頼感や自己肯定感が育まれていきます」

もちろんパパ自身にとってもメリットはたくさんある。

「育児の想いを共有することで、ママとのコミュニケーションが増え、夫婦円満になる効果もあります。また、パパ自身も育児に参加することで、自分自身を見直すきっかけとなったり、人としての視野が広がったりして、成長するはずです」

一生のなかで子育ての時間は実はあっという間。パパにもよく理解してもらい、たくさんのコミュニケーションをとりながら、楽しく親子時間を過ごしてみては?
(田幸和歌子+ノオト)

お話をお聞きした人

野田純子
野田純子
ベビーモデルトレーナー
雑誌やCMなどの撮影現場で年間1000名以上の赤ちゃんと関わる「お世話」のプロ。国際ホリスティックセラピー協会チャイルドボディセラピスト。JADPチャイルドコーチングアドバイザー。
雑誌やCMなどの撮影現場で年間1000名以上の赤ちゃんと関わる「お世話」のプロ。国際ホリスティックセラピー協会チャイルドボディセラピスト。JADPチャイルドコーチングアドバイザー。