そもそも育児アプリとは?

大切な子どもの成長はきちんと記録しておきたいものです。とはいえ、手書きの育児日記は日々家事育児に忙しい中、「ゆっくり書く時間を確保できず三日坊主…」となってしまう人もたくさんいます。
手軽さを重視するのであれば、「スマホでできる育児アプリ」を検討してみてはいかがでしょうか。具体的にどんなものなのかを見てみましょう。
子どもの成長を記録するアプリ
育児アプリとは、子どもの成長を簡単に記録できるアプリです。
初めてハイハイをした日や寝返りをした日などの記念日を、そのときの様子とともに細かく記録しておけます。
紙の育児日記を記録する際にはゆっくり座ってペンで書き込む必要がありますが、育児アプリならちょっとした隙間時間を見つけて記録できるため、忙しいパパ・ママでも手軽に続けられます。
授乳量の記録、日記も書ける
育児アプリは記念を残すだけでなく、日々の育児状況の記録にも役立ちます。
授乳量や時間・排泄・体温などを記録することで、赤ちゃんの小さな変化を見逃さずに済むのです。
健康診断や病院での診察時、普段の赤ちゃんの様子が正確に記録されていれば、赤ちゃんに対して正しく迅速なケアをしてあげられます。
さらに、育児アプリには日記機能も搭載されています。心に残った出来事があれば、パパ・ママのそのときの思いも一緒に書き残しておけるのです。
育児アプリのメリットとデメリット

育児アプリがどのようなものか分かったところで、次はメリット・デメリットの両方を把握しておきましょう。
育児アプリは便利ですが、実際に使うのは親であるママとパパです。目的やライフスタイルを考えた上で、ぴったりのものを選びましょう。
育児アプリのメリット
育児アプリを使うことの大きなメリットは、スマホさえあれば時間や場所を選ばずその場で簡単に記録できることです。
毎日授乳やおむつ替えを行う忙しい合間でも、作業が終わったら忘れないうちにすぐ取り出して記録することができます。
さらに、紙の育児日記だと書き込みがいっぱいになると新しいものを用意する必要がありますが、育児アプリは1つのアプリにどんどん記録を付けてまとめられるため、記録がバラバラにならずに済むという点もメリットです。
育児アプリのデメリット
育児アプリは個性が出しにくく、形として残らない可能性もあるということがデメリットとして挙げられます。
成長した子どもに育児日記を見せる、というシチュエーションになったとき、もしアプリのサービスが終了していれば、記録そのものが失われる可能性もゼロではありません。
アプリによっては製本サービスもありますが、手書きならではの温かみはなかなか感じられないものです。
また、育児アプリはネット環境が整っていなければ使えないため、外出先によっては記録できなくなるという状況もあり得ます。
使いやすいアプリの選び方とは?

育児アプリのメリット・デメリットを知った上で、それでもぜひ育児アプリを使ってみたいと思うパパ・ママは、育児アプリの選び方をチェックしましょう。
育児アプリはいくつもあります。自分たちにあったものを選ぶための3つのポイントに着目しましょう。
使い方が簡単かどうか
育児アプリの最大のメリットである「手軽さ」を生かすためには、自分たちにとって簡単に使いこなせるかどうかを重視しましょう。
文章を書くのが苦手であれば、スタンプや定型文がすでに用意されているものを選ぶ、難しい操作が覚えられないのであれば、アイコンやホームボタンが分かりやすく感覚で操作できるものを選ぶ、という具合です。
ほかにも「赤ちゃんを抱っこしつつ片手で操作したい」「起動や操作にかかる時間が早く、記録がすぐ終わるものがいい」など、パパ・ママの要望をかなえるものを見つけてみましょう。
育児にまつわる情報が得られるか
育児アプリには単なる記録機能だけでなく、育児にまつわるお役立ち情報が得られるものがあります。
特に初めての育児は分からないことだらけで、スマホで検索する回数も非常に多くなるものです。
育児アプリを開いたとき、ちょうど今の赤ちゃんの状況や月齢にぴったりな情報が流れてくれば心強いでしょう。
ほかにも、今の世の中のトレンドや注意すべきことをタイムリーに発信してくれる育児アプリもあります。
赤ちゃんが注意すべき流行の病気や、画期的な育児の工夫など、育児アプリを開くたびに自然と知識が増えるものもよいでしょう。
共有機能が付いているアプリがおすすめ
記録した情報を複数人で共有できる機能が付いているアプリは、遠く離れた場所にいる人とも赤ちゃんの成長を見守ることができます。
遠方に祖父母が住んでいる場合や、パパが単身赴任しているという家庭でも、今日赤ちゃんがどんな様子だったかを知らせることができるのです。
さらに、写真をのせたりコメントを共有できたりする機能も重宝します。
電話やメール、手紙で連絡したり、写真を送付したりしなくても、育児アプリさえ開けばリアルタイムでデータを確認できるのです。
おすすめの無料育児アプリ3選

育児アプリをいざ実際に選ぼうとすると、あまりの数に迷ってしまうのではないでしょうか?
ここでは無料で使えるおすすめの育児アプリを3つ紹介します。それぞれに特徴があるので、比較してパパ・ママが気に入ったものを選びましょう。
パパとママで共有できる「ぴよログ」
パパとママで育児アプリを共有するなら「ぴよログ」がおすすめです。入力すれば内容がすぐに反映・共有されるため、リアルタイムで赤ちゃんの状態が確認できます。
パパが仕事に行っているときや、ママがお出かけしているときなど、パートナーがどのように赤ちゃんをお世話しているのかが分かって安心です。
赤ちゃんの姿が見えなくても「ミルクをよく飲んでいるな」「睡眠時間は十分とっているな」と確認できます。
さらに授乳タイマー機能も付いているため、ミルクのお世話は普段ママが中心のため把握できていない、というパパでもスムーズにお世話できますよ。
・アプリ名:ぴよログ
・価格:無料
PDF化もできる「Baby Tracker」
「Baby Tracker」の特長は、保存してあるデータをPDF化できることです。
メールにデータを添付する必要がある場合や、PDF化してPCに保存したい場合など、自分たちのスタイルで活用できます。
ミルクやおむつ、睡眠など基本的なデータを蓄積するほか、成長記録を数週間・数カ月・数年単位で振り返って成長を確認したり、データを世界保健機構が発表している平均データと比較したりもできます。
赤ちゃんが初めて笑った日や最初の乳歯が生えてきた日など、記念日をカテゴリ分けして記録・ワクチン接種記録をメモしたり、写真を保存したりと搭載機能も豊富です、1つのアプリで一括管理したい人におすすめです。
・アプリ名:Baby Tracker
・価格:無料
簡便さが魅力「ベビレポ」
実用性やシンプルさを求めるのであれば、「ベビレポ」が使いやすいでしょう。搭載されている機能がアイコン表示されており、直感的に操作できる簡便さが特長です。
画面をこまごまと移動して目的の機能を探す必要がないため、片手で簡単に操作できます。
ミルクやおむつ・睡眠・体温といった基本的な情報の記録ができるほか、授乳タイマーやトイレタイマーも付いています。
特にトイレタイマーは、トイレトレーニング中にトイレに連れていくタイミングが分かりやすくなるため重宝します。
・アプリ名:ベビレポ
・価格:無料
まとめ
育児アプリを駆使すれば、子どもの成長を効率的かつ手軽に記録できます。
メリット・デメリットはあるものの、日々家事育児に忙しいパパ・ママの強い味方になってくれるでしょう。
自分たちにあったアプリを見つけ、大切な赤ちゃんの記録をしっかりと残しましょう。