なすのとろ甘肉みそあんかけ
なすと組み合わせると栄養面でも相乗効果のある「豚肉」と「みそ」を使ったレシピです。なす×豚肉は高血圧予防に、なす×みそは疲労回復効果に期待ができる組み合わせです。
なすは水さらしでアク抜きをする工程も不要で、そのまま調理できます。肉みそあんはレンジでチン♪
お肉を使っているのでボリュームもしっかり。メインディッシュはもちろん、ごはんにのせて丼ぶりにしたり、チーズをのせてトースターでこんがりさせたりもOK。リメイクも楽しめて、野菜もお肉もしっかり摂れるメニューは、ママにもうれしいですね。
【材料】(2~3人分)
なす 中2本
豚ひき肉 120g
★みそ 大さじ2
★しょうゆ 大さじ1
★砂糖 大さじ1
★片栗粉 大さじ1
★水 大さじ6
青ねぎ 少量
いりごま 少量
【作り方】
1. ★の材料を耐熱容器に入れて混ぜ合わせ、電子レンジで600W×3分加熱し、取り出したらよく混ぜ合わせて余熱でなじませる。
2. なすはヘタを取り、縦半分に切ったら、網目状に切れ込みを入れ、食べやすい大きさに切る。(※切り方ポイント参照)
3. フライパンに油を1cmほど入れ170℃に熱し、なすの皮を下にして入れ、約2分揚げ、裏返しさらに1分揚げる。
4. お皿になすをのせ、肉みそをかけ、小口切りにした青ねぎといりごまをトッピングする。
なす克服のポイントは「油調理」「切り方&揚げ方」にあり!
子どものなすが苦手な理由は「独特のえぐみ」「グニュっとした食感」「皮が噛みきれない」「黒い色」が多くあげられます。食べやすくするため、皮をむいているママも多いことでしょう。
なすの皮には「ナスニン」というポリフェノールが含まれています。抗酸化力が強く、身体のサビを解消して生活習慣病の予防やアンチエイジング効果もあるので、大人だけでなく子どもにもぜひ食べてほしい部分です。
ポイント1:油調理
えぐみの原因のアクは、下処理で水さらしをする方法が一般的ですが、今回は水さらしをしません。油で高温調理することで、アクが甘みに変化するのです!
水さらしして、水分を拭きとって…という工程も省略でき、しかも甘くておいしくなる。油調理は面倒と思われがちですが、なすは少量の油で十分に調理できますので、おすすめの調理法です。
ポイント2:切り方&揚げ方
なすは皮と実のやわらかさに差があるため、実のやわらかい部分はすぐに火が通りますが、硬い皮の部分はなかなか火が通りにくいです。同じ時間加熱するとみの部分はグニャっとやわらかく、皮は硬めに仕上がってしまいます。
この食感の差が苦手な子どもが多いです。さらに皮が噛みきれないため、皮がなければ食べられるという場合も多いです。これを切り方と揚げ方の工夫で解消してあげましょう。
<切り方>
下処理の段階で、皮に切れ込みを入れておくことがポイント!一度ななめに包丁を入れたら、向きを変えてもう一度。これで網目状に切れ込みができます。このひと手間で、皮はやわらかく食べやすくなり、さらに火通りが良くなるので加熱時間も短くなる、まさに一石二鳥♪
そして、輪切りにしないこともポイントです。輪切りは皮が途切れる部分がなく、噛みきりにくい原因に。また、次の揚げ方でご紹介するポイントにも影響してきますので、気をつけてみてくださいね。
<揚げ方>
ポイントは皮の部分から揚げて、実は短時間で揚げること!そうすることで、皮をやわらかく仕上げ、実がグニャっとなりすぎなくなります。実は吸油率も高いので、油と触れる時間はなるべく短く!油っぽくなるのも防げて、カロリーも控えられますよ。
<プラスポイント>
子どもが好きなかぼちゃやとうもろこしなどと違って、なすはそのままではあまり味がしません。そこで、合わせる肉みそあんの味付けにもひと工夫。今回のレシピはやや甘めに仕上げています。野菜が甘いと子どもはすすんで食べてくれるのです。お肉のうま味も合わさって、ごはんが進む一皿になるでしょう。
配信: たべぷろ