失敗しないベビーカー選びのポイント

失敗しないベビーカー選びのポイント

第3回 後悔しない! ベビー用品のかしこい買い方&処分の仕方
数あるベビー用品の中でも、特に高額なのがベビーカー。それだけに、絶対に失敗したくないところです。では、自分と赤ちゃんに合ったベビーカーを選ぶポイントは? 『ベビー用品完全ガイド』(晋遊舎)の木村大介編集長にうかがってみました。

●具体的な利用シーンを思い浮かべましょう

高いものでは10万円近くするベビーカー。最適な1台を手に入れるには、どうすればいいのでしょうか?

「ベビーカーはサイズ、重さ、折りたたみと自立の可否、ブレーキの有無など、モノによって大きくスペックが異なります。どれが使いやすいかは人によって違いますので、何を優先するかによって選ぶべき1台は変わってきます。まずは“いつ、どんなときに使うのか?”想定される利用シーンをイメージしてみましょう」(木村さん)

重要なのは具体的なシチュエーションに合わせて選ぶこと。自宅周辺の地形、おでかけの範囲、よく利用する交通手段などを思い浮かべ、サイズや機能をチェックするといいようです。

「たとえば、お出かけにバスを利用することが多い場合は『すばやく簡単にたためる』という条件が必須。また、赤ちゃんを抱っこしてベビーカーを持ち上げることも考え、軽いものを選ぶことが重要です。また、自宅周辺の道が狭い場合はコンパクトなタイプが、坂道が多い場合は走行性が高くブレーキがついた“エアバギー”がおすすめ。そうやって考えていけば自然と候補は絞られていくでしょう」(同)

失敗しないベビーカー選びのポイント

また、タイプによって異なるメリット・デメリットをしっかり押さえておくことも大事。たとえば、前述のエアバギーは快適な走行性の反面、10kg前後と重量があるものが多く、階段などで持ち上げることはほぼ不可能なのだとか。そのため、「場合によっては坂の多い自宅周辺用にエアバギー、遠出用に計量コンパクトモデルなど、“2台持ち”を検討するのもアリです」(木村さん)とのこと。

「ちなみに最近はシートを高くすることで赤ちゃんを地面の熱から守り、ママもお世話がしやすい『ハイシートタイプ』のベビーカーが主流になってきています。各メーカーが切磋琢磨しているため進化も目覚ましく、デザイン性、機能面ともに年々改良されていますので、ぜひ色んなタイプを見比べてみてください」(同)

ベビーカーが使いにくいと、外出するのもおっくうになってしまいます。赤ちゃんとのおでかけライフを充実させるためにも、慎重に選びましょう。
(文・前田智行/やじろべえ)

【取材協力】

『ベビー用品完全ガイド』編集部
『ベビー用品完全ガイド』編集部
晋遊舎
広告一切ナシ。編集部が実際に使ってみて、本当に良かったものを紹介するベビー用品ガイド。ベビーカーや哺乳びんといったマストアイテムから消耗品、知育玩具まで、詳細なレビューでベストバイが丸わかり。
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