やってしまいがちな“NG保存法”
サクランボは、収穫した瞬間から劣化が始まると言われていて、一般的に3日以上の保存は難しいとされています。少しでも長持ちさせたいからと冷蔵庫に入れておく人は多いと思いますが、じつはそれNG行動のひとつなんです…!
というのも、サクランボは「温度と湿度の変化」に弱いそうで、冷蔵庫に入れることで急激に冷えてしまい、結露が発生するなど、傷みを加速させる原因になり得るのだとか。

購入時の状態をチェック!
では、どうやって保存するのがよいのでしょうか? もっともわかりやすいのは、サクランボを買ってきた時の状態で判断する方法です。
「状態」と言っても、色や形、触った感触などから判断するということではありませんので、ご安心を。常温もしくは冷蔵、どちらで保存すべきか、売られていた時や家に届いた時にどちらの状態だったかを考慮すると◎。
スーパーなどで購入した場合、基本的には常温で販売されていますよね。そのため、冷蔵庫に入れてしまうと急激に冷えてしまい、先述のように結露の原因になってしまう可能性大。日の当たらない冷暗所で保存するほうがよいのだとか。
スーパー以外だと、お取り寄せで購入する人も多いもの。常温で届いたならスーパーで購入した時と同様冷蔵庫は避けたほうがよさそう。もしもクール便で届いたなら、常温で保存すると温度差が激しくなってしまうので、冷蔵庫で保存するのがよいと言われています。
プラスチック容器のままだと…
温度差を考慮した保管場所がわかったところで、続いては乾燥や結露からサクランボを守る方法を見ていきましょう。
多くの人は、プラスチック容器に入れたまま保存していると思いますが、じつはこれもNG。プラスチック容器は通気性が悪いので、結露が出やすくなってしまうことも…。容器から取り出し、新聞紙やキッチンペーパーなど吸湿性のあるもので包んでおくと比較的長持ちしやすくなるそうですよ。
とはいえ、残念ながらそれでも3~5日程度が限界…。洗ったサクランボの水分をしっかりと切り、ジッパー付きポリ袋に入れて冷凍庫に入れておけば冷凍保存も可能とのことなので、「食べ切れない」とわかったら、早めに冷凍しておいたほうがいいかも!
(文・山手チカコ/考務店)