夏野菜は色の濃さが重要!
トマトやとうもろこし、ナスなど夏野菜のおいしさの目安として共通なのは、色が濃いこと。トマトなら全体的に赤くて色に差がないものの方がおいしく、とうもろこしも皮の緑色が濃いものの方がおいしいそうです。
また、水分がしっかり含まれている方が夏野菜はおいしい場合が多いので、同じ大きさの野菜なら、重さが重いものを選ぶのがポイント。同様に水分がしっかり含まれているものほど形もきれいに整っている場合が多いので、トマトであれば球に近いきれいな丸のものを、キュウリであれば上から下まで太さが均一のものを選ぶとおいしいものである可能性が高いそうです。

野菜別の見るべきポイント
ひと口で夏野菜と言っても、どんなものがあるのかわからないという人も多いと思いますので、代表的な夏野菜とそれぞれの見るべきポイントについてもまとめます。
トマトはヘタと底を見るようにし、ヘタが青々としてひからびていないもの、下から見て放射状にきれいに白い線が出ているものを選びましょう。同様にナスもヘタに注目。トゲが鋭く、ヘタの下に白い部分が見えるものがおいしいそうです。
ピーマンはヘタがしっかりしていて六角形になっているものを選びましょう。肩が盛り上がっているのもおいしさの目安といわれています。
オクラやゴーヤも夏野菜。オクラは産毛が密生して、しっかり立っているものを。ゴーヤはイボがしっかり密集してツヤのあるものを選ぶとよいそうです。
ズッキーニは底に張りがあることと、大きすぎないことが重要。20cmくらいのサイズが最適で、それ以上大きくなると大味になってしまうそうなのでご注意。
夏野菜は見た目にも色鮮やかなものが多いだけでなく、味も濃くてしっかりしているものが多いので、個体ごとの品質の差は大きいことも多いです。せっかくの旬にいまいちなものを買ってしまわないよう、おいしい見分け方をしっかり覚えておきましょう。ただし、スーパーなどの野菜売り場で、ベタベタと触り過ぎてしまうと、商品を傷めてしまう可能背もあるので控えたほうが無難です。
(文・姉崎マリオ)