生産・流通の現場で「旬のおいしい栗カボチャをもっと消費してほしい」という強い思いがあり、「ブラックのジョー」を使った五十嵐シェフオリジナルレシピで、おいしさと魅力を広く伝えるとともに、国産カボチャのさらなる需要喚起につなげることが、同キャンペーンの狙いだ。
対象商品は青果店で販売されるシールの付いたブラックのジョーの青果。応募方法は、店頭またはキャンペーンサイトから、ダウンロードできる専用応募はがきか郵便はがきに、必要事項(名前・住所・電話番号・年齢・性別・購入店舗名・アンケート回答)を記入の上、シールを貼付し、1枚1口で送ると「ブラックのジョーオリジナルTHERMOS真空断熱スープジャー」が200人に当たる。
「ブラックのジョー」は、「味わいよく多収穫で、丈夫で病気に強く、栽培しやすい」を目標に、同社が10年以上をかけて開発した。濃厚な甘みとホクホクの栗のような食感で、従来品種より果皮が軟らかで切りやすく調理も楽など多くのメリットがある。
カボチャは収穫後、乾燥させ甘みを増すために一定期間貯蔵する。この間、従来品種は果皮の色が薄くなっていくが、「ブラックのジョー」は、変色がなく濃黒緑色でテリがある色合いが維持され、果肉の黄橙色とのコントラストで見栄えがする。そこで生産や流通関係者から「果皮の黒さが際立ち、磨くとツヤが出てきれい」「程よいホクホク感と、カボチャ本来の甘み・うまみが感じされる」など高評価を得ている。
一方「ブラックのジョー」購入者の約7割が40~60代の主婦層で「カボチャの煮物は夫や子どもが喜ばない」「天ぷらは時間や手間がかかる」という声が寄せられることから、簡単にできてご飯のおかずにも酒のつまみにもぴったりな、カボチャ料理のレシピを提供しようと、五十嵐シェフが「ブラックのジョーの坦々煮込み」を考案。
同レシピは、店頭でチラシ配布されるほか、同キャンペーンサイトでも紹介している。
◇日本食糧新聞の2020年10月19日号の記事を転載しました。
配信: たべぷろ
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