「新しく赤ちゃんがやってくると知った子どもの多くは、『うれしいな』『楽しみだな』という感情を抱きます。特に2~3歳くらいの子どもだったら『早く一緒に遊びたいな』とわくわくしたり、お友達や仲間が増えたように感じたりすることが多いですよ」(東さん 以下同)
弟や妹が産まれると知って、喜ぶ子どもがほとんどのようだ。下の子との年齢差にもよるが、子どももまだ幼いので、ママの妊娠中から「赤ちゃんが産まれたら、ママをとられるんじゃないか」とまで考える子どもは少ない模様。妊娠を伝えるときは、「弟(妹)が産まれるのよ、楽しみだね」と普通に伝えればOK。
ただ、敏感な子や、寂しがりの傾向が強い子は、妊娠を知った時点で、やたらママにくっついてくるようになったりするケースもある。そんな時は子どもが安心できるようにいつも以上にスキンシップを意識するとよいそう。
また、妊娠初期につわりがひどかったり、体調が優れない日々が続くと、いつもどおりに上の子の世話ができず、子どもが不安になることも。そんな時は無理せず、体調の良い時にできる範囲で構わないので、積極的に子どもへの愛情表現を行おう。
ところで、赤ちゃんが産まれることを子どもに伝えるのはどのタイミングがベストなのだろうか。
「子どもはとてもおしゃべりなもの。ママの妊娠を知ると、うれしくてつい保育園など周囲の人々に『うちに赤ちゃんが来るんだよ』と話してしまうことが多いです。もしものことを考えて、妊娠が分かってすぐではなく、安定期に入ってから子どもに伝えるようにしましょう」
「家に赤ちゃんがくる」と知ったら、子どもも楽しみに待っている。ベストなタイミングで子どもに伝え、ハッピーを家族で共有しよう。
(北東由宇+ノオト)