生食を避けるための3つのポイント
1:食べる前にしっかり加熱する
リステリアもトキソプラズマも、加熱することで食中毒を予防することができます。特にトキソプラズマは、中心が67℃になるまで加熱しないと死にません。肉や魚を食べるときは、しっかり中まで火が通してから食べましょう。
2:加熱された食品を選ぶ
冷蔵庫の中で長く保存したあと、加熱をしないでそのまま食べる食品は、気を付ける必要があります。例えばチーズはナチュラルチーズ(カマンベールチーズなど)よりも加熱されたプロセスチーズ(スライスチーズなど)を選ぶと、リステリアによる食中毒を防ぐことができます。ピザのように、チーズを加熱して食べる場合は問題ありません。
3:消費期限や賞味期限内に食べ切る
リステリアは、冷蔵庫内でも増殖する菌です。一度封を開けた食べ物は、できるだけ早く食べきるようにしましょう。
妊娠中に注意したいさまざまなことは、赤ちゃんが生まれたあとの離乳食作りでも役立ちますよ。おなかの赤ちゃんのことを考えながら、毎日の食事作りを工夫してみてくださいね。
著者:管理栄養士 富田チヤコ
管理栄養士で一男一女の母。大学卒業後、専業主婦時代に離乳食作りから食の重要性に気付き、管理栄養士・フードコーディネーター・消費生活コンサルタントの資格を取得。書籍や女性誌の栄養監修など、主に健康と食のジャンルを中心にフードライターとして活動中。
※参考:厚生労働省「これからママになるあなたへ 食べ物について知っておいてほしいこと」〈https://www.forth.go.jp/topics/item/listeriosis_for_pregnant_woman.pdf 〉ベビーカレンダー「【妊娠・出産のQ&A】リステリア菌での流産リスクはありますか」〈https://baby-calendar.jp/smilenews/detail/209 〉「【妊娠・出産のQ&A】馬刺しを食べてしまいました」〈https://baby-calendar.jp/smilenews/detail/441 〉
配信: ベビーカレンダー(レシピ)
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