離乳食のプロが教えます!離乳食をスムーズに進めるための下処理のこと

離乳食のプロが教えます!離乳食をスムーズに進めるための下処理のこと

この記事では、保育士であり、離乳食インストラクターの中田馨さんが、離乳食をスムーズに進めるために大切な「食材の下処理」について解説しています。

離乳食の下処理「トマトの湯むき」

トマトの湯むきとは、トマトの外側にある薄皮を剥くことです。トマトの薄皮は、奥歯のない赤ちゃんにとって噛み切れないもの。また、油断しがちなのがプチトマト。小さいのでそのまま与えてしまいがちですが、プチトマトの薄皮もやっぱり噛み切りにくいので、湯むきをしてくださいね。そして、離乳食期は必ずカットして与えてください。

トマトの種も消化しやすいように取り除きます。種をとることで酸っぱさが少なくなり、赤ちゃんが食べやすく感じます。トマトは幼児期になってもお子さんの口の発達の様子を見ながら下処理をしてください。

【トマトの湯むきの方法】

1.鍋にトマトがすっぽり入るくらいに水を入れ、沸騰直前まで温めます

2.トマトはおしりの方に包丁で薄く「×」の切り込みを入れます

3.火を止めて、トマトを入れます。目安は30秒〜60秒。トマトの表面にシワが出たら取りごろです

4.取り出したトマトの薄皮をとり、切って種を取り除きます

離乳食の下処理「しらすの塩抜き」

しらすの塩分は、大人にとってはおいしいものですが、赤ちゃんにとっては控えたほうがいいものでもあります。そのため、ゆがいて塩を抜きます。これを塩抜きと言い、私は幼児期前半までしてもいいと思っています。

【しらすの塩抜きの方法】

1.鍋に水を入れて沸騰させます

2.しらすを入れて1分湯がきます

3.湯切りします

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