ママテナ読者に「年上のパパママ友がいるかどうか」を聞いてみたところ、「いる」と回答したのは80%。(調査概要 調査実施時期:2015年5月27日~2015年6月1日 調査対象者:全国の20~49歳までの既婚・子どもがいる女性 調査方法:インターネットによる独自調査 有効回答数:218)
そのうち、「年上のパパママとのコミュニケーションで敬語を使う」と答えたのは、20%のみだった。一方、「使っていない」は25%で、過半数が「そのときどきで使い分けている」という回答に。
敬語を使わない人の理由は、「年上だけど、同じ立場だから」(30代)といった声が多数。また、「子どもが同じ学年なら普通に話す。学年が上なら親が年下でも敬語で話す」(30代)と、子ども基準で分けているケースも見られた。
また、「敬語を使っていると仲良くなっても距離を感じるから」(40代)、「知り合い程度の方には敬語を使っています。仲良くなったら敬語を使いません」(30代)、「その方との親密度や性格によって、使いわけしています」(40代)など、相手との関係性・距離で使い分ける人が多いよう。
●敬語は相手との関係性や場面で使い分ける人が多数
また、「年上のパパママとの会話で気を遣っていること」でいちばん多かったのは、「年齢の話を自分からしない」(45.2%)というもの。
次いで、「若さを強調しすぎない」(15.3%)、「年代の差を感じないよう、昔の話ではなく今の話を中心にする」(13.7%)という結果に。
ちなみに、「ランチなど、金額を多めに出してくれようとしたときに甘えない」は4.8%。そもそも職場が同じわけでもなく、単に同じ「子どもの親」という立場なのに、年齢によって支払い額が変わるほうが不自然なのかもしれない。
パパ友・ママ友は、年齢も職業も趣味も異なる者同士が、「子どもの親」という共通点のみで出会い、付き合う関係性。
親同士が互いの年齢を知るのは、ある程度親しくなってからのことだし、「年上にだけ敬語を使う」ことを、年上である相手側が嫌がる場合もある。
そう思うと、敬語の有無は年齢で線引きするのではなく、相手との関係性や場面で使い分けるのが、大人としてのマナーなのかも。
(田幸和歌子+ノオト)