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今回購入した商品は、「価格.com」の「満足度が高い加湿器ランキング」の上位3台(※2018年11月9日現在)です。
ダイニチ「HD-182」(画像中央) | パナソニック「FE-KXP07」(画像右) | シャープ「HV-G30-W」(画像左) | |
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タンク容量 | 12.0L(6.0L×2) | 約4.2L | 約2.4L |
連続加湿時間 | 最大約10時間 | - | 約16.5時間 |
最大加湿量 | 1800mL/h | 800mL/h | 290mL/h |
適用床面積 | 木造和室50平米(30畳)まで、プレハブ洋室82平米(50畳)まで | 木造和室20平米(12畳)まで、プレハブ洋室32平米(19畳)まで | 木造和室8平米(5畳)まで、プレハブ洋室14平米(8畳)まで |
外形寸法 | 高さ410mm×幅450mm奥行348mm | 高さ375mm×幅375mm奥行186mm(+背面凸部10mm) | 高さ316mm×幅322mm奥行159mm(+背面凸部10mm) |
風量を細かく調節できるパナソニック
前述の商品情報の通り、3台ともサイズが異なっています。大きい空間まで加湿できるダイニチと洋室8畳までのシャープ、そして中間に位置するパナソニック。なにか使い勝手に違いはあるのでしょうか?
実際に3台とも電源を入れ、加湿を始めてみると、やはりダイニチがもっともパワフルで力強い風が出ていました。最大加湿量(1800mL/h)はさすがです。とはいえ、コンパクトサイズのシャープやパナソニックの風量も強さは十分に感じられました。

風量を調節するために「運転モード」があり、3台のなかでもっとも細かく設定できたのはパナソニック。ダイニチは「静音」「eco」「標準」「のど・肌」の4つ、シャープは「うるおい自動」「静音」「強」の3つだったのに対し、パナソニックは「お急ぎ」「おまかせ」「のど・肌」「おやすみ」「静か」「弱」「中」「強」の8つなので、使用する時間帯や場所によって、細かく調節できそう。
お手入れのしやすいシャープ
風量の次は、お手入れのしやすさをチェックしたところ、コンパクトサイズのシャープがやっぱりお手入れに関しては楽な印象です。

大型のダイニチには、抗菌エアフィルター2、抗菌気化フィルター2、
タンク2、トレイ1とパーツが多め。パナソニックも同様にパーツが多いです。一方でシャープは、エアフィルターも加湿フィルターもひとつずつでパーツは少なめ。さらに3台のなかで唯一、タンク内に手を入れることができたので、タンク内側の掃除も簡単に行えるのが嬉しいポイントです。
パワフルで高機能なダイニチ
加湿器を使っていると、どのくらい加湿されたのかが気になりますよね。だから、3台とも「現在湿度」を表示する機能がついています。

シャープは「低」「適湿」「高」、パナソニックは「30以下」「40」「50」「60」「70以上」のざっくりとした表示方法なのに対して、ダイニチは1%単位で表示されるので、例えば「湿度が42から64まであがった」などと詳しくわかり、加湿されていることを実感しやすそうです。
さらに、シャープとパナソニックは「切タイマー」だけしかついていませんが、ダイニチには「入タイマー」もあります。自分の帰宅時間などにあわせて加湿器のスイッチを入れられるのは有り難い。ダイニチの加湿器はパワフルなだけでなく、こういった痒いところに手が届く機能が盛り込まれていて便利です。
同じ加湿器であっても、それぞれ異なったメリットを持っています。購入するときには、自分がどういった環境で使うのかなどをじっくり考えて、その環境に適した1台をみつけましょう!
(文・奈古善晴/考務店)