「彼女は子どもも全員私立に通わせているし、どれだけ金持ちなのか知らないけど、とにかくうちの家族に対して上から目線なんですよね。人に迷惑をかけることだけはやめてもらいたいです!」(Uママ。以下同)。
そう話すのは、それぞれ3姉妹の母であるUママさん。お隣のRママさんとは、家族構成までまったく同じだという。現在の場所に越してきた当初は、同じ建売住宅の隣同士で、家族構成も同じ。似た境遇から、両家はとても仲良くしていたという。
「Rさんは美人で感じも良かったし、子どもたちの年齢も近いので、よくうちに来てみんなで遊んでいました。バーベキューやクリスマス会をやることもあり…子どもたちも楽しそうでしたね。でも、Rさんはお仕事をしていたので、もっぱら遊びに来るのはうちばかり。次第に、Rさんの子どもたちが日曜の朝から遊びに来るようになったんです」
人のいいUさんにつけこみ、Rさんの行動は次第にエスカレート!
「子どもたちは頻繁に遊びに来るようになりました。でも、毎日のように来られると、ご飯やお菓子代もバカにならないし、Rさんのお子さんたちも“アイスないの~?”と勝手に冷蔵庫を開けるようになってしまって…。もちろんその場で怒りましたけどね。そんななか、こんな衝撃の事件簿に遭遇したんです!」
その日は、Rさん一家が旅行に出かけることになっていた。Rさんは当たり前のようにUさんに留守を伝えるため、お宅をピンポ~ン。Uさんが扉を開けると、とんでもないプレゼント(?)を手渡されたという。
●上から目線なお隣さんに辟易
「衝撃でしたね…。消費期限切れで封の開いた牛乳パックに食パン、ベーコンからくず野菜までレジ袋に入れて持ってきて、『今日からシンガポールに行くの♪ これ、いるよね? 使うでしょ?』と上からな態度。(うちをどれだけ貧乏だと思っているの? あなたの娘さんたちに、おやつ食べさせているのは私なのよ!)そう言ってやりたい衝動にかられました。でも結局、彼女の押しの強さに負けて、レジ袋ごと引き取ったんですよね。あー私って、なんでこうなんだろう~(涙)」
お隣なだけに、なかなか本音で渡り合えないのが難しいところ。だがUママさんは、この夏、思いきってRママさんに思いのたけをぶつけてみようかと思案中だ。
(構成・文/バービー イラスト/なとみみわ)