ミサンガのビビットなカラーリングと、ビーズや紐などの軽めな素材感が夏にピッタリはまり、毎年薄着の季節になると、身につけている人を見かけることが多い。しかし、今年は少し様子が異なるよう。夏のマストアイテムとして変わりはないが、今夏流行の民族調やヒッピー風を取り入れたボヘミアンコーデとの相性の良さが抜群で、例年にもましてミサンガブームが巻き起こっている。しかも、注目されているのは、ただのミサンガではない。腕時計のバンド部分がミサンガになった“ミサンガウォッチ”なるものが、オシャレ女子たちの間で話題沸騰中だ。
SNSを見ると「やっとミサンガウォッチが届いた♪」、「安かったから2色買いしちゃった」など、たしかに流行しているよう。そもそもの始まりは、アメリカ・ロサンゼルスにある『LOUUN(ルーン)』というハンドメイドのジュエリーブランド。フェザーやドリームキャッチャーのような、ネイティブ・アメリカンの要素を取り入れたジュエリーを手掛けているのだが、ミサンガウォッチを発売したところ、LAガールの目に留まり、Instagramのような画像系SNSで、急速に広まったと言われている。
個性的なアイテムだけに、日ごろのファッションに取り入れるには少し難易度が高そうなイメージだけれど、夏らしいファッションであれば、比較的どんなコーデにも合いそう。ボヘミアンを意識して、フリンジのついたレースのトップスに合わせたり、シンプルでゆったりめのワンピースのアクセントにしたりしてもOK。ちなみにオシャレ女子の間では、ミサンガウォッチにシルバーやゴールドのバングルを組み合わせるのが流行っているようだ。
ミサンガと言えばJリーグサッカーの選手たちがつけていた、切れると願いが叶うタイプのものを想像する人もいるだろう。もちろん、紐だけのミサンガでも十分オシャレ。ネットショッピングや手芸店で材料を買って、子と一緒に編んでも楽しいかも!
(文・奈古善晴/考務店)