離乳食のお弁当を持っていくときに気を付けることって?
厚生労働省が食中毒を予防するための3原則を出しています。それは、「つけない・ふやさない・やっつける」。では、具体的にお伝えします。
菌をつけないためには?
手にはさまざまな菌がついています。清潔な手で調理することが原則です。また、清潔な調理器具、食器も用意しましょうね。
菌を増やさないためには?
低温で保存することが大切です。「10℃以下では増殖がゆっくりとなり、マイナス15℃以下では増殖が停止します(厚生労働省より)」つまり、弁当も10度以下に保存することが望ましいです。
菌をやっつけるには?
加熱することが大切です。「中心部を75℃で1分以上加熱することが目安(厚生労働省より)」と言われています。しっかりと加熱したものを、お弁当に入れるようにしましょう。
離乳食のお弁当を持っていくときの約束
赤ちゃんは大人よりも細菌に弱いです。ですので、大人のお弁当以上に気を付けてあげましょうね。
・お弁当は当日作る
・完全に冷えてからフタを閉める
・保冷剤と共に保冷バックに入れる
・なるべく早くに食べる
・残った離乳食を再度食べさせない
以上、5つのポイントを心がけてください。
離乳食の保存方法と保存期間
また、赤ちゃんは大人よりも内臓機能が未発達です。大人だったら腹痛ですむものが、赤ちゃんが食中毒にかかると重症化することも。そのため、離乳食は大人の料理以上に、丁寧に保存をすることが必要です。
1. 新鮮な食材を調理する
2. 一度スプーンを入れた食べ残しは破棄する
3. 鍋に残った食材は室内で放置しない
4. 保存容器は清潔なものを
5. 冷蔵保存は2日で使い切る
6. 冷凍保存は1週間で使い切る、など
食中毒は正しい知識を知ることで、防ぐことができます。赤ちゃんのためにも、ぜひ気を付けてくださいね。
※参考: ニュース(食・レシピ)「行楽シーズンに復習!離乳食のお弁当を持っていくときに気を付けること」〈https://baby-calendar.jp/smilenews/detail/5564〉、「梅雨の時期はとくに心配!安全な離乳食の保存方法をおさらい!」〈https://baby-calendar.jp/smilenews/detail/5028〉【著者:保育士・離乳食インストラクター協会代表理事 中田馨】
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