妊娠中に注意が必要な主な成分
妊婦さんが注意すべきものといえば、カフェイン・糖分・アルコールの3つです。妊娠中はママが摂取した飲み物の成分が、胎盤を通じておなかの赤ちゃんに移行してしまいます。なかでも、カフェイン、過剰な糖分、アルコール類は赤ちゃんが低体重になるリスクが指摘されています。
それだけではなく、これらの過剰摂取は赤ちゃんの先天性の異常や、その後の発育や発達にも影響する恐れがあり、十分な注意が必要な成分となります。
一般的にカフェインと糖分に関しては、量を抑えればOKと言われています。アルコール類は少量でも摂取をしないほうが良いでしょう。
妊婦さんが飲んでも良いもの・悪いもの
■飲んでもOKな飲み物
・水
注意点として、市販のミネラルウォーターの場合、硬度が高いものはお腹が緩くなる恐れがあるため、少量ずつ飲みましょう。
・麦茶
ノンカフェインでミネラルが豊富です。冷蔵庫で冷やした状態で飲むのではなく、常温で飲むのがおすすめです。
・ルイボスティー
美容や健康によいと話題のルイボスティーは、ノンカフェインでビタミンやミネラルが豊富です。
・タンポポ茶、タンポポコーヒー
タンポポの根を焙煎して作られたタンポポ茶やタンポポコーヒーは冷え対策にもおすすめです。母乳の出をよくしてくれるとも言われていますので、授乳中の飲み物としてもおすすめです。市販品には砂糖やミルクが混ざっている物もあるため、あらかじめ確認しましょう。
■量が少なければOKな飲み物(カフェインや糖分が含まれた飲み物)
・コーヒー
厚生労働省によると、妊娠中のコーヒーは1日あたり、カップで2杯~4杯までとしています。
・紅茶
コーヒーほどではありませんが、カフェインを含みます。こちらも1日2杯~4杯にとどめるのが安全です。
・日本茶
種類によって異なりますが、煎茶とほうじ茶の場合、コーヒーの3分の1程度のカフェインが含まれていると言われています。
・ジュース類
糖分を多く含むため、種類にもよりますが、1日あたりグラス1~2杯までにおさめましょう。
■飲んだらNGな飲み物
・アルコール類
・ノンアルコールビール
アルコール0%と記載されていても、微量に含まれています。
・エナジードリンク、栄養ドリンク
カフェインや添加物が多く含まれています。エナジードリンクをベースにしたノンアルコール飲料もNGです。
※引用元: 基礎知識(妊娠中)「 妊婦さんが飲んでよい飲み物と悪い飲み物は?妊娠中の水分摂取について」〈https://baby-calendar.jp/knowledge/pregnancy/1131〉【監修者:助産師 REIKO】
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