子育てよりPTA?放置ママに放心…!

子育てよりPTA?放置ママに放心…!

第5回 実録!あぁ驚愕のママ友事件簿
ママにとって頭が痛いのが、学校の係やPTA。だがなかには、PTAが生きがいとなる物好きなママもいるようで…?

しっかりもので子ども好きなRさん。自らも長男を持つママで、自宅にはいつも、長男の友だちが遊びにきている。

「もともと子ども好きなので、たいていのことは気になりません。遊びに来ても特別構うわけじゃないので…。たまに時間があるときは、子どもたちと一緒にパンを焼いたりしますけどね」(Rさん。以下同)

そんな温和で子ども好きなRさんに、つけこんでくるママも…。

「ご近所のSさんは、学校でPTAの役員をやっていて、毎日学校に通っているような状況なんです。まだ下の子が3歳なんですけど、どうやら学校に連れて行くのが面倒らしく、下の子を預かってと言われることが多くて…」

お人よし過ぎるRさんに思わず言葉を失うが、この役員のSさん、実は他の学校のママたちからも、様々なクレームが寄せられている。

「実はSさんは、4人兄弟のママなんですが、役員会や行事に追われるあまり、自分の子どもたちにカギを渡したまま、夜7時頃まで放置しているそうなんです。中学生のお兄ちゃんはしっかりしているので心配ありませんが、真ん中の2人は常にほったらかし。自分の自宅には、絶対に友だちを入れないよう言い聞かせてるらしく、子どもたちはあちこちいろんなお宅に行って、お菓子を食べ散らかしているようです」

子育てよりPTA?放置ママに放心…!

●自分が知らないところで陰口を叩かれ…

日々のPTA業務が忙しすぎて、自分の子どもがいつ、どこの家に遊びに行ったかまでは把握できていないというSさん。

「いい人なんですけど、周囲のママたちにお礼を言うこともないようですし、PTAというだけで学校では目立つ存在になってしまう。“自分の子どもはほったらかしなのにね”と陰口を叩く人も多いですね」

子どもたちのため、学校のため…良かれ! と思って始めたことが、結果アダに…。自分にとって一番大切なのは何なのか? きちんと優先順位を決め、学校の役員や行事に参加するべきなのかもしれない。
(構成・文/バービー イラスト/なとみみわ)