●9割の妻が「夫に暴言を吐いた」経験あり
まず、「夫婦喧嘩の際、夫に対して暴言を吐いてしまったことはありますか?」と聞いたところ、なんと90.5%が「ある」と回答。大多数が、非礼な言葉をぶつけた経験があると自覚している。
では、その暴言とはどんな内容なのか? 回答数の多かった上位5つがコチラ。
【夫に浴びせた暴言の内容TOP5】(複数回答)
1位 姑など夫の肉親にまつわる暴言(43.3%)
2位 収入など夫の稼ぎにまつわる暴言(37.6%)
3位 子どもの前で、夫を馬鹿にするような暴言(33.5%)
4位 「クズ」「ゴミ」など、夫の人格を傷つける暴言(16.7%)
5位 顔、体型など容姿に関する暴言(15.1%)
また、その他の回答としては、ストレートに「嫌い(愛情がない)と言ってしまった」(30代)や、「お前は馬鹿か」(40代)、「人間的に大丈夫?」(30代)、「臭い」(30代)などなど、なかなか手厳しい。果ては、「死ねばいいのに」(30代)という残酷な一言もあった。
●半数以上が「暴言を後悔」。でも、謝罪はイヤ?
ちなみに、これらの言葉を放ってしまった後、妻は何を思うのか? 「夫に暴言をはいてしまった時の気持ち」を聞くと、もっとも多かったのは「自己嫌悪に陥り、後悔した」で54.2%。過半数は自身の発言を悔いている。一方、「ストレスが解消され、とてもスッキリした」という回答はわずか16.4%に止まった。
だが、後悔しているからといって、素直に謝れるかというと話は別。「暴言を吐いたことについて、夫に謝罪しましたか?」という問いには、38.8%が「謝罪はしておらず、その気もない」と回答。「謝罪したい気持ちはあるが、できていない」(23.4%)を合わせると、62.2%が謝罪をしていない。
もちろん、そうした暴言に至るまでには、夫への不満、不信、積もり積もったうっぷんもあっただろう。それだけに、素直に頭を下げたくない意地もあるのかもしれない。
とはいえ、吐いてはならない言葉の一線はあるはず。夫婦喧嘩の「口撃」はほどほどに…。
(榎並紀行/やじろべえ)