夫への暴言、半数が後悔も「謝罪はイヤ」

夫への暴言、半数が後悔も「謝罪はイヤ」

第27回 今日の注目を紹介! ママニュースアンテナ
親しき仲にも礼儀あり。それは夫婦とて同じこと。いくら腹がたっても、相手を侮辱するような言動は慎みたいところだ。
しかし、時には感情にまかせて、つい口が滑ってしまうこともあるだろう。

そこで、既婚女性222名にインターネット独自調査を実施。思わず「夫に浴びせてしまった暴言」について聞いてみた。

●9割の妻が「夫に暴言を吐いた」経験あり

まず、「夫婦喧嘩の際、夫に対して暴言を吐いてしまったことはありますか?」と聞いたところ、なんと90.5%が「ある」と回答。大多数が、非礼な言葉をぶつけた経験があると自覚している。

では、その暴言とはどんな内容なのか? 回答数の多かった上位5つがコチラ。

【夫に浴びせた暴言の内容TOP5】(複数回答)
1位 姑など夫の肉親にまつわる暴言(43.3%)
2位 収入など夫の稼ぎにまつわる暴言(37.6%)
3位 子どもの前で、夫を馬鹿にするような暴言(33.5%)
4位 「クズ」「ゴミ」など、夫の人格を傷つける暴言(16.7%)
5位 顔、体型など容姿に関する暴言(15.1%)

また、その他の回答としては、ストレートに「嫌い(愛情がない)と言ってしまった」(30代)や、「お前は馬鹿か」(40代)、「人間的に大丈夫?」(30代)、「臭い」(30代)などなど、なかなか手厳しい。果ては、「死ねばいいのに」(30代)という残酷な一言もあった。

●半数以上が「暴言を後悔」。でも、謝罪はイヤ?

ちなみに、これらの言葉を放ってしまった後、妻は何を思うのか? 「夫に暴言をはいてしまった時の気持ち」を聞くと、もっとも多かったのは「自己嫌悪に陥り、後悔した」で54.2%。過半数は自身の発言を悔いている。一方、「ストレスが解消され、とてもスッキリした」という回答はわずか16.4%に止まった。

だが、後悔しているからといって、素直に謝れるかというと話は別。「暴言を吐いたことについて、夫に謝罪しましたか?」という問いには、38.8%が「謝罪はしておらず、その気もない」と回答。「謝罪したい気持ちはあるが、できていない」(23.4%)を合わせると、62.2%が謝罪をしていない。

もちろん、そうした暴言に至るまでには、夫への不満、不信、積もり積もったうっぷんもあっただろう。それだけに、素直に頭を下げたくない意地もあるのかもしれない。

とはいえ、吐いてはならない言葉の一線はあるはず。夫婦喧嘩の「口撃」はほどほどに…。
(榎並紀行/やじろべえ)