「『実家依存症』とは、おもに娘と母親の間に異様な依存関係が成り立っている状態を指します。実家依存症の妻の行動には『用もないのに頻繁に実家に帰る』『夫よりも母親の意見を優先する』『小さなことでも何でも母親に相談する』などが挙げられます」(高草木さん 以下同)
近年は、結婚後妻の実家の近くに住む夫婦が少なくなくないため、行き来をしやすく実家に頼りやすい環境だ。とはいっても、ただ頻繁に実家に立ち寄っていることや、親子仲が良いことがすぐに実家依存症につながるわけではない。
「『自身の家庭をないがしろにしてまで実家を重要視している』ということが実家依存症か否かを判断する基準となります。たとえば家事をおろそかにして、夫の帰宅時間を過ぎても実家に入り浸っていたり、夫の意見を聞かずに母親の言葉ばかりに耳を傾けたりするなど。こういった場合、当然夫が不満をもつようになり、夫婦関係がぎくしゃくしてきます」
●「実家べったり」は妻の家庭環境に起因することも
実は、両親の夫婦仲が良くない家庭に、このようなパターンが形成されやすいそう。実家依存症のほとんどは、妻が幼い頃から母親の干渉や偏った教育によって母と娘が依存しあう「共依存」の関係に陥っていることに起因する。母親が娘に対して過干渉気味で、娘が実家を再優先させることを喜ばしい、もしくは当然だと考えている傾向もあるのだとか。
「実家依存症の妻は、夫から『実家に頼り過ぎじゃないか?』『お母さんはちょっと過保護すぎないかな』などと言われると、自分が責められ、自分の家族の悪口を言われていると捉え、それも母親に相談します。すると、母親が夫を敵視して『そんな夫は離婚してしまいなさい』とふきこみ、娘も夫がおかしいと思い込んでしまうのです」
妻の実家依存が原因で夫婦関係に亀裂が入っているとしたら、単に「すぐ実家に帰るダラけた妻」だけではすまされない、根の深い問題だととらえるべき。恐ろしいのは、妻にとっては長年慣れ親しんだ環境であるため、自覚がないこと。夫が妻と実家との関係について不満を持っているようであれば、実家依存の傾向がないか自らを振り返ってみることが必要だ。
(ノオト+北東由宇)
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