自由研究で作ろう! 可愛い黒板&ミニ黒板消し

第4回 インテリアになる子どもの自由研究
自由研究何にしよう…と、まだ迷っているお子さんのなかには、何か作品作りにしようかなと考えている子も多いハズ。でも、せっかく作るならその作品が使って楽しくて、さらにお部屋にマッチした素敵なインテリアにもなったらいいですよね。

そこで、『ゴミ箱行きにならない小学生の自由研究:作って飾れるインテリア工作』の著者で、ものづくりユニット「二子創作局 so-chi」の森谷仁子さん、山崎由樹子さんが、空き箱で作る可愛い黒板とペットボトルのキャップで作るミニ黒板消しの作り方を教えてくださいました。

黒板&ミニ黒板消し

「この作品では、空き箱やペットボトルのキャップを使うことで、使わなくなったモノも手を加えれば再利用できることを学びます。そのほかにも、スプレー塗装や縫物など、いろいろな学びの要素を盛り込んであります」(森谷さん 以下同)

では、さっそく作ってみましょう!

●空き箱で黒板を作ってみよう!

【材料と道具】
・空き箱(スチール製、または防水コーティングされた紙製)
・黒板スプレー(ホームセンターなどで購入できます)
・スプレーのり(なければ弱粘着両面テープ)
・模様の型(紙コースターやマスキングテープなど)


材料と道具

1.箱の表面の汚れをしっかりとったら、菓子箱につけたい模様の型を置いていく。軽い型は飛ばないようにスプレーのりや弱粘着両面テープで貼り付けましょう。
「スプレーのりを使うと細い模様まで綺麗に出ます。吹き付けるときには、ダンボール箱や大きめの紙袋の中で作業すると周囲の汚れを防ぐことができますよ!」

黒板のデザインをする

2.黒板スプレーを箱に吹きつけます。(※スプレーの注意書きをよく読んで作業すること)
「黒板スプレーは、缶のサイドにもまんべんなく噴きつけると、キレイに仕上がります。スプレーが飛び散るので、汚れてもいい新聞紙やブルーシートなどを広く敷き詰め、スプレーを吸い込まないようにマスクも必ず装着してください。部屋のなかでスプレーする際は、窓を開けてしっかり換気をしてください」

黒板スプレーをする

3.2~3時間おいてもう一回吹き付け、模様の型をはがしてから乾燥させて出来上がり。



●ペットボトルキャップでミニ黒板消しを作っちゃおう!

「このミニ黒板消しは、マグネットを使用することで、スチール缶の黒板にくっつくのがポイントです」(山崎さん 以下同)

【材料と道具】
・ペットボトルキャップ
・布(コーデュロイを使用するとチョークがよく消えます)
・手芸用わた
・円型の型紙(大:直径7.5㎝、小:直径5.8㎝)
・ボンドとはさみ
・縫い糸と縫い針
・両面テープ
・縁取りテープ(バイアステープがおすすめです)
・強力マグネット(ペットボトルキャップの内側の円の溝に合うサイズ)

ミニ黒板消し 材料と道具

1.マジックで大・小の厚紙の縁取りをして、大きい円にそって布を切る。
「お子さんには少し難しいかもしれませんが、大・小ふたつの円の中心がきちんと揃うようにしてください! これも勉強です!」

型紙で縁取りする

2.内側の円を針と糸で“なみ縫い”する。縫えたら円の真ん中に綿をまるめて置き、糸を引っ張りすぼめてしばり“布ボール”の完成。
「綿はたっぷりめのほうがふっくら可愛く仕上がります!すぼめた口が完全に締まりきらなくても絞りきれるところまででOKです」

波縫いする

糸を引っ張りすぼめる

3.ペットボトルキャップの側面に両面テープで縁取りテープを貼り付け、キャップの内側にボンド→マグネット→ボンド→布ボールの順で詰めて完成!
「キャップのフチにバイアステープを巻き込むとよりキレイにしあがります。」

自由研究で作ろう! 可愛い黒板&ミニ黒板消し

可愛い黒板は、ちょっとしたお部屋のワンポイントになるアイテム。ドアプレート用、伝言用、メモ用など、用途に応じて家のいろんな場所に手作り黒板を置いてみるのもいいですね!
(構成・文/横田裕美子)

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夏休みに描いて伸ばそう、お子さまの絵のちから

お話を伺った人

森谷仁子 山下裕美子 山崎由樹子
森谷仁子 山下裕美子 山崎由樹子
ものづくりユニット「二子創作局 so-chi」
子育てを通じて知り合った、女性3人のもの づくりユニット。それぞれのスキルを活かしなが ら、「お母さんが参加したい」「家族のために作 ってきてほしい」と思えるレシピやワークショップ を企画。大好きな人や環境のためにするものづ くりの楽しさを伝える装置を目指して活動中。
子育てを通じて知り合った、女性3人のもの づくりユニット。それぞれのスキルを活かしなが ら、「お母さんが参加したい」「家族のために作 ってきてほしい」と思えるレシピやワークショップ を企画。大好きな人や環境のためにするものづ くりの楽しさを伝える装置を目指して活動中。